SKグローバルの海外債権団のうちアラブ系銀行が「債権を全額返済してもらうように措置をとってほしい」と、韓国政府当局に働きかけていることが明らかになった。
20日、金融界によると、ABC(Arab Banking Corporation)などアラブ系の債権銀行は、最近、国内外の債権団が合意した債務再調整案を拒否し、財政経済部、建設交通部、産業資源部、韓国銀行、金融監督員などに、債務全額回収の圧力をかけている。
アラブ系の債権銀行は、ITF(Islamic Trade Facility)という投資ファンドを通じ「シンジケートロン」の形で、SKグローバルに9900万ドルを貸し出しており、これは SKグローバルの全体海外債権額(8300億)のうち17%を占めている。
アラブ系債権銀行の関係者たちは、SKグローバルの債権と関連し、最近数回にわたって韓国を訪れて政府関係者たちに会ったり、関係省庁に公文を送ったりしたという。
彼らは「SKグローバルに提供した金は、貸付金ではなく、石油や原油の供給と関連した商取引債権であるため、全額を返してもらわなければならない」と主張している。
特に、韓国政府当局者たちに会った席で「要求が受け入れられなければ、中東地域で韓国の信頼度が低下するだろうし、中東諸国で韓国の建設会社が工事をする際の保障発給などに支障をきたすだろう」と述べたという。
アラブ系銀行の大株主は、大部分各国の王族で、政府内でも絶対的な影響力を持っている。
これに対し、国内の金融界は、韓国の高い中東地域原油依存度などを利用して、アラブ系銀行が不当な圧力を行使していると、強く反発している。
国内の債権団の関係者は「それらが間違いなく貸付金であるにもかかわらず、強引な理屈を並べている。商業的な判断が尊重されるべき債権損失の分担問題をめぐって政府に働きかけるのは、1970年代の発想であり、交渉過程においていかなる『脅迫』にも意を介さないつもりだ」という方針を明らかにした。
一方、同日、SKグローバル海外債権団運営委員会代表のスタンダード・チャタード銀行は、債権の43%を現金で受け取り、残りは放棄するという内容の債務再調整案に対する同意書の暫定集計分を、国内の債権団に通達してきた。しかし、海外債権団の同意率は、アラブ系銀行の反対で、80%に及ばないものという。
朴重鍱 sanjuck@donga.com






