ショッピングモール「グッドモーニングシティ」の分譲不正事件にかかわった疑いで、卓秉伍(タク・ビョンオ、57)首相秘書室長と金永烈(キム・ヨンリョル、66)前ソウル経済新聞社長が緊急逮捕されることにより、政界・官界の高官たちにロビーを働きかけたとされる疑惑への捜査が、急流に乗りはじめた。
ソウル地検特捜2部(蔡東旭部長検事)は30日、グッドモーニングシティ社への建築審議の過程で手心を加えてほしいと頼まれて金銭を受け取った容疑で、卓秉伍首相秘書室長を逮捕し取り調べている。
検察はまた29日、グッドモーニングシティが金融機関から融資を受ける過程に介入し、巨額を受け取った疑いで、金前社長と夫人の尹(ユン)容疑者を、緊急逮捕した。
これによって、与党民主党の鄭大哲(チョン・デチョル)代表への逮捕同意案を提出して以降、小康状態を見せていた同事件の捜査が、政界、官界、金融界、マスコミ界など各分野の高官への不正関連捜査へと、拡大されるものとみられる。
検察によると、卓室長には、ソウル市の政務副市長を務めていた昨年5〜6月、グッドモーニングシティの代表、尹彰烈(ユン・チャンヨル、拘束)容疑者側から「グッドモーニングシティの件が、ソウル市の建築審議で順調に通過できるよう助けてほしい」との依頼とともに、およそ1000万ウォン(約100万円)を受け取った疑いがもたれている。
検察は、同社のソウル市担当ロビイストとされる元取締役のソン・ビョングォン(45、身柄拘束)容疑者が、ロビーの名目で尹容疑者から金を受け取り卓室長に渡したものとみて、具体的な金銭授受の経緯を取り調べている模様だ。
1973年、国家公務員試験を通じて官僚に入門した卓室長は、官選でソウル市自治区副区庁長、保健社会局長などを務め、2000年2月〜昨年6月末までソウル市政務副市長を歴任した後、今年3月から現在まで、高建(コ・ゴン)首相秘書室長として在職中だ。高首相は同午後、卓室長が検察に出頭する前に提出した辞表を受理した。
検察はまた、金前社長夫婦の場合、01年にグッドモーニングシティが某相互信用金庫から数十億ウォンの融資を受ける過程で、信用金庫側にロビーを働きかける名目として、尹容疑者から数億ウォンを受け取った容疑を受けていると発表した。
検察は、金前社長夫婦が尹容疑者から受け取った金の正確な金額と名目を確認中であり、早ければ31日にも、あっ旋収賄の容疑で拘束令状を請求する方針だ。
金前社長は、韓国日報の編集局局次長、常務取締役などを経て、1993年から昨年まで、ソウル経済新聞の社長を歴任した。とりわけ、「パス21」の大株主、ユン・テシク容疑者のロビー疑惑と関連し、所得申告漏れなどの容疑で昨年2月に身柄を拘束、起訴されたが、第1審で執行猶予を言い渡された後釈放され現在、控訴審裁判が進行中だ。
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