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韓国の新成長エンジンを探る 世界の碩学がソウルで会議

韓国の新成長エンジンを探る 世界の碩学がソウルで会議

Posted July. 24, 2003 22:03,   

韓国の新しい成長エンジンを探るために「次世代成長産業国際会議」が、24日、ソウル江南区三成洞(カンナムグ・サムソンドン)グランド・インターコンチネンタルホテルで2日間の日程で開かれる。

産業資源部と科学技術部の共同主催で開かれた今度の国際会議には「新国富論」の著者であるフランスのギーソルマン、米未来学者のジョン・ナイスビート、ポール・ローマー米スタンフォード大学教授、鄭雲燦(チョン・ウンチャン)ソウル大学総長ら、内外の著名な学者が多数参加した。

海外の碩学らは韓国のさらなる跳躍のために△企業家精神の高揚△反企業的情緒の克服△教育と人才育成△商品と文化の融合△未来技術の商品化などを注文した。

ナイスビート氏は、「政府は、企業家精神の向上に努め、直接介入を控えるべきだ」と述べた。ローマー教授は、「未来産業の競争力は教育にかかっており、韓国は海外投資のみならず海外人材の誘致に尽力しなければならない」と述べた。

朴允植(パク・ユンシク)米ジョージワシントン大学教授は、「韓国は労働組合ばかりでなく、政府官僚、学界、若者の間に反企業的情緒が広がっている。これは韓国が世界一流経済に突き進むためには必ず乗り越えなければならない課題だ」と強調した。

ニシヨシオ・スタンフォード大学ナノ研究所長は、「韓国が技術先導国に跳躍するためには、新技術の開発とともにスピーディーな技術商品化と市場開拓が必要だ」と提案した。

ジャン・クロード・ベルテレミ・パリ1大学教授は、「労動と資本の投入量を増やすことで成長を成し遂げてきた韓国経済は限界に直面しており、高度技術を土台にした未来産業を成長エンジンにしなければならない。今韓国は進退の岐路に立たされている」と診断した。

一方、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領は同日の開幕演説で、「新しい成長エンジンの創出は、国民所得『1万ドルのワナ』から抜け出る方法であり、今が最後のチャンスだ」と述べた。盧大統領はまた、「参与政府が目標に掲げている国政課題と改革課題においても『2万ドル時代』を視野にいれた次世代成長エンジンの創出に合わせて再点検し練り直す」と付け加えた。

今度の国際会議では、24日は世界経済のメガトレンドと韓国の次世代成長エンジンについて話し合い、25日には △主力基幹産業 △未来有望産業 △知的サービス産業をテーマに討論を行う。