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北朝鮮、第二の秘密核施設を保有か 米紙報道

北朝鮮、第二の秘密核施設を保有か 米紙報道

Posted July. 20, 2003 21:40,   

北朝鮮が平安北道寧辺(ピョンアンプクト、ヨンビョン)の核施設とは別途に、兵器用プルトニウム生産のための第二の秘密核施設を保有しているという強力な証拠を、米国の情報機関が最近数週間にわたり入手した、とニューヨーク・タイムズ紙が20日付で報じた。

同紙は、北朝鮮関連の最新情報に接近可能な米国とアジア国家の高官の言葉を引用してこのように報じ、「このような発見が、北朝鮮の核計画破棄に向けた外交的戦略はもとより、外交的努力が失敗した場合の軍事的選択をも複雑にさせている」と報じた。

また、「北朝鮮の国境一帯に配備した探知機が収集したクリプトン85のコンピューター分析の結果、このガスが寧辺核施設で排出された可能性はほぼないことが明らかになった」と伝えた。クリプトン85は、使用済み核燃料棒でプルトニウムを抽出する際に噴出されるガスだ。

同紙はさらに、「コンピューターの分析結果は、クリプトン85の震源地が山中に隠されている第二の秘密施設であるという可能性を強く主張している」と報じた。

これを受けて、米政府のある高官は、「(第二の核施設の存在を提起している)新たな証拠の発見は、非常に憂慮されるが、まだ確定的ではない」と話した。

他の高官も、第二の核施設が存在することが事実かどうかの確認は拒否し、「北朝鮮の国境一帯に設置された探知機が、より高い数値のクリプトン85を感知したのは事実だ」と語った。

米中央情報局(CIA)と国家安保会議の高官はこれまで、北朝鮮が第二の核施設を保有しているにもかかわらず、米国が把握できずにいる可能性を憂慮してきた。特に、韓国の情報機関が寧辺の北東に第二の核施設があるという報告書を作成し、憂慮をさらに増幅させたと、同紙は伝えた。

さらに、北朝鮮に第二のプルトニウム工場が存在する場合、ブッシュ米大統領は、1994年にクリントン前大統領が考えた核施設に対する軍事攻撃のような選択も困難となるかもしれないと見通した。

同紙は、仮定できる最悪の事態は、隠された再処理施設ですでに抽出されたプルトニウムが5〜8kg単位に包装され、北朝鮮内外で移動していることだとつけ加えた。

また、北朝鮮が、昨年10月に訪朝したケリー米国務次官補に、ウラニウム核施設を秘密裏に建設していると主張しただけに、北朝鮮が少なくとも2つの核施設を保有している可能性があると報じた。

同紙の報道に対してホワイトハウスのスコット・マクレラン報道官は、「通常われわれは、情報事項に関して言及しない」として、確認を拒否した。同報道官はさらに、北朝鮮が昨年、秘密核兵器の計画があることを公表したと指摘し、「北朝鮮は、国際原子力機関(IAEA)の査察要員の追放や核施設の再稼動など、最近数ヵ月間、危機を高める多くの措置を取った」と指摘した。

一方、韓国政府当局者は同紙の報道に対して、「北朝鮮の核問題と関連して、可能性のある説ではあるが確認されてはおらず、聞いてもいない」とし、「このような報道は、現在中国が推進している対話ムードに影響を与えないだろう」と語った。