バウトスのおかげで三星(サムスン)生命は笑い、新世界は涙を流した。
外国人選手バウトス(193センチ)の採用をめぐり、感情争いまでした三星生命と新世界が初対決をした。
14日、水原(スウォン)体育館で行われたウリ金融グループ杯03女子プロバスケットボール夏リーグの三星生命—新世界戦。三星生命のユニフォームを着て出場したバウトスは両チーム最多の21点に11リバウンド、4インターセプトを記録して軽くチームを勝たせた。
新世界がバウトスの変わりに獲得したオクサナは18得点に止まり、現代との試合で42点を入れたバウトスにはかなわなかった。
新世界の李文圭(イ・ムンギュ)監督はこの日の試合前、選手たちに「バウトスの件もあるから必ず勝ってほしい」と注文した。バウトスを奪われた李監督は、三星生命に道理に合わない行動だとして強く反発していた。
しかし、バスケットボールは感情だけでやるものではない。強力な選手陣を備えた三星生命は試合を終始リードし、89—72で17点差の勝利を収めた。これで三星生命は3連勝で単独トップに立った。
三星生命ではバウトスの他にも金ゲリョン(21点、7リバウンド)、李ミソン(17点)、ビョン・ヨンハ(11点)、朴ジョンウン(8点、6リバウンド)も活躍した。新世界はアメリカに進出したチョン・ソンミンの空白が響き、リバウンドで35−42に大きく負けたうえ、金ゲリョンのマークにも失敗した。
第2クォーター終了前、34−32で追い上げられた三星生命は前半を44−36で終え、後半に朴ジョンウンとバウトスの活発な攻撃に支えられ、第3クォーターを19点差でリードして早くも勝機をつかんだ。
金鍾錫 kjs0123@donga.com






