
「BK(金炳賢の愛称)がマウンドに上がれば、ボストンが勝つ」
頼もしくないブルペン陣のため不安だったボストン・レッドソックスのグレイディ・リトル監督と選手たちは、もう確固たる「勝利の方程式」を持つことになった。178cmの「小さな巨人」金炳賢(キム・ビョンヒョン、24)の登板は、すなわち勝利という信頼だ。
2日から、先発から抑えにまわって9回と3分の1イニングの間で、防御率ゼロ(0)。5回のセーブチャンスで一度も失敗したことがなく、セーブの成功率は100%だ。8日、ニューヨーク・ヤンキース戦で点数を許し負け投手になったが、そのとき金炳賢は1−1同点での登板であったし、その1点も野手の失策によるもので自責点ではなかった。
また、金炳賢がしっかりと「火消し役」として役割を全うしてからボストンは、12試合で8勝4敗の急ピッチの上昇ムードに乗っており、アメリカン・リーグ東部組第1位のニューヨーク・ヤンキースを1ゲーム差で追い上げている。これなら、ボストンのテオ・エプスタイン団長が、金炳賢のことを「ワールドシリーズ優勝のためにトレードしてきた選手だ」と褒めているのも納得がいく。
ボストングローブなど現地のマスコミも褒め言葉一色。13日付のボストングローブ紙は「ブルペンのスローガンは事件終了」という記事を通じて、最近ボストンのブルペン陣が15と3分の1イニングの間、無失点を記録するなど眩しい活躍をみせていると報じた。リトル監督は「金炳賢が抑えにまわってから、他の投手たちまで安定を取り戻している」と満足な様子だった。
13日、デトロイト・タイガースとのビジターゲームでも、金炳賢は鉄壁の抑えを見せてくれた。前日、1イニングを無安打無失点で抑えて、セーブを記録した金炳賢は4−2でリードした延長11回裏でマウンドに上がった。
先頭エリック・マンソンに安打を打たれた後、1死でまた安打を打たれ、1四1、2塁の危機に追い込まれたが、2人のバッターを三振と2塁手ゴロでかたづけ、シーズン5セーブ目。2日連続セーブに、9日のトロント・ブルージェイズ戦から4試合連続のセーブだった。4−2で勝ったボストンは5連勝。
一方、最近3連敗に陷ったニューヨーク・メッツの徐在應(ソ・ジェウン)はこの日、フィラデルフィア・フィリーズ戦で先発6イニングの間7安打(1本塁打)2失点で「クォリティーピッチング(先発投手で6イニング以上を投げて3自責点以下に防御すること)」をしたが、勝敗を記録することはできなかった。メッツが2−4で敗北。徐在應は前半期を5勝5敗防御立3.64にとどめ、後半期を約束することになった。
金相洙 ssoo@donga.com






