権魯甲(クォン・ノガプ)前民主党顧問は、金融監督員の調査を見逃す見返りとして、金銀星(キム・ウンソン)前国家情報院第2次長を介して陳承鉉(ジン・スンヒョン)氏から5000万ウォンを受け取った疑い(特定経済犯罪過重処罰法上あっ旋収賄)で起訴されたが、控訴審で無罪判決となった。
ソウル地裁刑事控訴8部(高毅永部長判事)は2日、「被告を有罪に認める証拠は金氏と陳氏の証言しかないものの、彼らの供述は信頼しがたい」と述べ、「当時の状況を考慮すれば、権氏が請託の代価でお金を受け取ったとは判断しがたい」と述べた。
判決は「金氏が何回も陳述を覆している上に、当時、崔圭善(チェ・ギュソン)氏の問題で被告との関係が円満でなかった金氏が、被告が知らない陳氏関連の請託をして、権氏がこれを受け入れたとは思えない」と説明した。
判決は、また「陳氏は被告の家に入り、現金の入っていたショッピングバックを居間に置いてきたと述べたが、現場検証の結果、被告の家の内部構造が陳氏の説明とは大きく違っている点などを考慮すると、お金が伝えられたとも考えにくい」と付け加えた。権魯甲前顧問は裁判直後、「一言で言って『事必帰正—万事』だ。必ず正しい道理に帰するということだ」と述べた。
これと関連して検察は「判決文を検討した上で、上告するかどうかを決める」と述べた。
権魯甲前顧問は01年7月、陳氏と共にソウル鐘路区平倉洞(チョンノグ・ピョンチャンドン)所在の旧自宅を訪れた金氏から、ハンス総金金融やリージェント総合金融など、陳氏の系列社に対する金融監督院の調査を見逃す請託を受け入れ、その代価で陳氏のカネ5000万ウォンを受け取った疑いで去年5月に拘束起訴され、第1審で懲役1年の実刑を言い渡されたが、去年8月に拘束執行停止により釈放された。
吉鎭均 leon@donga.com






