カード業界の資金難によって価値の下がった国内カード会社を買収するため、外資系の金融機関が韓国市場をうかがっている。
ある外資系カード会社の幹部は11日、「この1年で世界の20大カード会社が例外なく韓国を訪問している。韓国市場への参入のための市場調査が目的の訪問だった」と話した。
しかし、外資系金融機関は経営権を脅かす労組や硬直している監督機関、不確実な不良債権の規模など、足かせが多く、ほとんどカード会社の買収をあきらめている。
▲国内カード業界に熱い目を向けている外国資本〓昨年、朝興(チョフン)銀行のカード部門の買収をめぐって価格交渉まで行いながら、中途であきらめたGEキャピタルは、ウリカードなど、カード会社3社を対象に売却意思を打診している。
英国係スタンダードチャータード銀行も韓国カード市場への参入を目指して多くのカード会社と接触している。同行のマイク・ドノ−マ消費者金融本部長は、「2年前、カード会社の買収を進めたことがあるが、カード会社が高すぎる価格を求めてきてあきらめた。しかし、最近はクレジットカードのバブルがはじけ、価格がずいぶん下がった」と話した。
英国系HSBC銀行韓国支店のリック・フォドナ代表も、「現在としては特別に交渉を進めてはいないが、適切な対象が出てくれば、買収や合併を通じて韓国市場へ参入する計画だ」と明らかにした。
01年9月、外為(ウェファン)カードの買収に向けて了解覚書まで結んだ後、9・11テロで海外投資を全面的に打ち切り、外為カード買収をあきらめたシティーグループも、国内カード会社の買収に再び関心を示しており、第一(チェイル)銀行を買収したニューブリッジキャピタルもカード会社の買収に積極的だ。
▲何が問題なのか〓このように多くの外資系金融機関がカード会社と接触を重ねているものの、現実的な問題が乗り越えられず、あきらめる場合が多いという。
GEキャピタル、スタンダードチャータード銀行、シティーグループ、ニューブリッジキャピタルのほか、最近20余りの外資系金融機関が市場調査のために韓国を訪れた。しかし、ほとんどは買収計画を一応撤回したまま帰り、現在5、6社の金融機関だけがソウルにタスクフォースを設けて買収可能性を打診している。
先日、豪州のある大銀行関係者も、韓国に足を運んだものの、労使問題のため、カード会社の買収をあきらめて本国へ帰った。
ある外資系カード会社の最高経営者(CEO)は、「外国の金融会社は、カード会社の経営陣との厳しい交渉を通じて経営権を取得したとしても、労組によって簡単に脅かされかねないという状況のため、韓国への投資に及び腰になっている」と話した。
それに、カード会社の貸倒れ充当金の積立割合が決められているほど、監督機関の規制が厳しく、韓国カード会社の正確な不良債権の規模を推算できないのも負担の要因になっているという。
カード業界の関係者は、「GEキャピタルの場合、ウリカードが経営権は委譲しないと言っていることから、事実上買収をあきらめて、ほかの2つのカード会社と具体的な交渉を行っている」と伝えた。
申致泳 higgledy@donga.com






