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中東和平も力で…存在感増すブッシュ大統領の影響力

中東和平も力で…存在感増すブッシュ大統領の影響力

Posted June. 04, 2003 22:03,   

4日(現地時間)、ブッシュ米大統領、シャロン・イスラエル首相、アッバース・パレスチナ自治政府首相が歴史的な3者会談に臨む。

▲3者会談〓会談場所は、アラブ圏でエジプトとともにイスラエルと国交を結んでいるヨルダンのアカバ。3人は会談を終えた後、多くのカメラの前で、プールを横切る橋を並んで渡り、ヨルダン王宮に向かう。演出効果に長けているホワイトハウスの先発隊は、会談を控えて、ヨルダン側にこの橋の建設を要求した。

しかし、たんに象徴的な意味合いがあるだけではない。00年10月、シャルムエルシェイクでの3者会談以降、初めて開かれる今度の会談は、就任後2年間、中東の流血紛争に手を拱いていたブッシュ大統領が初めて仲裁に重い腰を上げた席となる。そのうえ、イラク戦争以降さらに高くなった米国の位置づけを確認する現場でもある。シャロンとアッパス首相が発表する声明の草案はどちらも、米国が作成した後、見直しを経た。

ブッシュ大統領はこの会談で、イスラエルとパレスチナの流血紛争を終息させ、05年をめどにパレスチナ独立国家を創設するとの内容を柱とする中東和平案(ロードマップ)の履行を双方に強く働きかけていく予定だ。

シャロン首相は、これに応える形で、ヨルダン川西岸の65の不法ユダヤ人入植地の中で、12ヵ所を解体するという立場を明らかにすると、イスラエルのマスコミが報道した。

ロードマップの1段階によると、パレスチナはイスラエルに対する暴力をただちにあきらめ、イスラエルはシャロン首相が就任した01年3月以降建設された入植地を解体しなければならない。

また、イスラエルは会談と時を合わせて、自国民集団殺害事件に係わった疑いで28年間刑務所で服役してきたパレスチナ人の囚人ら100人余りを釈放して友好的な会談ムードを造成した。パレスチナ側は、ブッシュ大統領の中東への関心が一時的なものかも知れないと憂慮している。

▲ブッシュ—アラブ首脳会談〓ブッシュ大統領は、3日、紅海沿岸のエジプトのリゾート地のシャルムエルシェイクでハト派のアラブ諸国リーダーらと首脳会談を行い、アラブ諸国からロードマップに対する支持とテロ根絶の約束を取り付けた。

この会談にはアッパス首相、ムバラク・エジプト大統領、アブドラ2世ヨルダン国王、ハマド・バーレーン国王、アブドラ・サウジアラビア皇太子が参加した。

この席でブッシュ大統領は、パレスチナ国家建設の必要性を強調し、アッパス首相の役目を認めたうえ、彼に協力する意向をちらつかせた。

ブッシュ大統領はアラブとイスラエル間の根強いかっとうを解消するため、13年をめどに米国と中東間の自由貿易地帯の設立を提案した。

▲ロードマップについてのイスラエルの反応〓テルアビブ大学が実施して3日に公開した世論調査によると、イスラエル人の59%はロードマップに賛成しており、39%は反対、2%は考えを明らかにしなかった。

しかし、調査対象者のうち、66%はロードマップが05年までに紛争を解決できないだろうと答え、32%が紛争を解決できるだろうと答えた。



洪銀澤 euntack@donga.com