盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領とブッシュ大統領の首脳会談がスムーズに終わり、幸いである。合意事項を十分に盛り込んだ共同声明と、満足な表情で会談結果を説明した両首脳の態度は、これまでの誤解と憂慮を払拭する機会を得たという期待を抱かせる。
韓米首脳は困難な調節過程を経て、北朝鮮の核問題などの主要懸案に対して認識を共にし、解決方向に関する原則を取り決めた。盧大統領就任以来ぎこちなかった両国が、やっとスタートラインに並んで立ったのだ。それゆえ今回の首脳会談を懸案解決に向けた「いい出発」と考えることで満足すべきであり、目的地が目の前に迫ったと安心する段階ではない。
共同声明にも、両国の微妙な見解の違いが現れている。両国首脳は北朝鮮の核問題に対して平和的解決の原則を強調し、「韓半島で脅威が増大する場合、追加措置が検討される」という意味深長な合意を出した。先制攻撃を含むいかなる選択も排除しないという米国の意志を明らかに示すものといえる。南北交流と協力を北朝鮮の核問題の展開状況を見守りながら推進するという盧大統領の立場表明も、これまでとは違う。
友好的な雰囲気で進められた首脳会談の結果をめぐって、誰がより多くを譲歩し、誰がより多くを得たかを計算することは必要ではない。問題は困難に成し遂げた合意事項の実践である。盧大統領の表現どおり「心配を減らして希望を与える」首脳会談にするためには、両国の合意が徹底して実践されなければならない。合意に対する解釈が異なり、両国に葛藤をもたらすことがあってはならない。
盧大統領の対米認識も注目の対象だ。首脳会談と両国の信頼回復には肯定的な影響を及ぼしたが、多くの国民が驚くほどの破格的な言行に対する責任は、盧大統領自信にある。また言葉を変えて混乱を起こしてはいけない。米国も両国首脳の合意を尊重し、今後、核問題を含むすべての懸案で韓国の立場を配慮してもらいたい。






