▲増え続ける期間制教師〓韓国教育開発院によれば、全国の小中高校に勤める期間制教師(臨時職)は1999年=5600人余り、00年=1万6100人余り、01年=1万3300人余り、02年=2万人余りと、毎年増え続けている。学校別では昨年4月現在、小学校4983人、中学校4792人、高校1万309人と集計された。
期間制教師は当初、女性教師の産休や休職などで発生する一時的な教員の空白を埋めるために取り入れられた制度だが、教員停年の無理な短縮による小学校教師の不足現象と、1クラス当たりの学生数を35人以下に減らすための「教育環境改善事業」でクラス数が増えたことから、期間制の教師の採用が大幅に増加している。
また、第7次教育課程で選択科目制が導入されたため、私立学校を中心に、必要によっては契約制によって採用し、解雇ができる期間制教師の採用が増えている。
▲劣悪な処遇〓しかし、期間制教師は市道教育庁で一括採用するのではなく、学校別で個別契約をするので、正規教師に比べ勤務条件が不利な場合が多い。
契約期間も1年単位より、学期中に授業のある期間だけ4〜6カ月ずつ採用する場合が少なくない。休みには給与が無いのはもちろん、退職金も無いうえ、休暇などでも差別待遇を受けている。
しかし、期間制教師も、教育公務員法上では教員に準する身分なので、塾の講師や課外授業などが禁止されており、生計さえ難しいのが大半だ。
これによって、期間制教師らは契約延長のため、人事権を持った校長に逆らうことができず、不当な指示や差別があっても甘受するしかないのが実状だ。
▲基礎研修も手抜き〓校長自殺事件が起きた寶城(ボソン)小学校のチン教師の場合、中等教諭資格証を持ってはいたものの、初等教育に対する研修を全く受けたことがなかったという。
小学生と中高生とでは教育方法が違わざるをえず、校長や教頭らが授業参観などの形で、チン教諭を指導する過程でも葛藤が深くなったというのだ。
忠清南道(チュンチョンナムド)は小学校の期間制教師1100人のうち660人余り、慶尚北道(キョンサンブクド)は167人のうち134人が中等教諭資格証保有者だ。
釜山(プサン)のある小学校のA先生(期間制・美術担当)は、「植木鉢を描きなさいと言ったも、4年生の生徒たちが、どんな紙に描けばいいのか、名前をどこに書けばいいのかなど、全く思ってもなかった質問をして気が気でなかった」と打ち明けた。
延世(ヨンセ)大の金恵淑(キム・ヘスク)教授(教育学)は、「学生たちの発逹段階や心理的特性をまともに理解せずに教える場合は教育效果を期待しにくい。期間制教師も学生の理解度と授業方法などに対して一定期間の研修を受けるよう義務付けなければならない」と言った。
洪性哲 孫曉林 sungchul@donga.com aryssong@donga.com






