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WHO、広東省・香港への旅行自粛を勧告 SARS拡散で

WHO、広東省・香港への旅行自粛を勧告 SARS拡散で

Posted April. 03, 2003 22:08,   

「SARS(急性肺炎・重症急性呼吸器症候群)」が世界的に広まりつつあることを受け、世界保健機関(WHO)は2日、SARSの震源地である広東省と香港の旅行を自粛するよう勧告した。

WHOが伝染病の発生によって、特定地域への旅行自粛を勧告したのは初めてのこと。WHOは、SARSが航空旅行客を通じて各国に広まっていると判断し、このような旅行自粛勧告を出した。

アジアと欧州など、各国政府も香港と中国から来る旅行客に対する防疫検査を強化する一方、東南アジアの旅行を自粛するよう自国民に呼びかけている。

中国の国務院は、上海でもSARSと推定される患者が現れるなど、事態の拡散が憂慮されるとして、2日、温家寶総理の主催で常務会議を開き、予防と撲滅対策作りに取り組み始めた。

SARSの感染経路を調査するため3日、中国の広東省に到着したWHOの調査チームは「これまで調査チームの広東省訪問を認めなかった中国政府が、積極的に協調し始めた」と話している。

日本政府も同日、SARSが発生した広東省と香港への旅行を自粛するよう国民に呼びかけた。日本企業も大部分、この地域への出張を禁じたり、駐在員の家族の帰国を支援するなど、対策作りを急いでいる。

一方、SARSの病原菌は新種のコロナ・ウィルスのようだと米疾病統制予防センター(CDC)が2日、明らかにした。しかし、中国の疾病予防統制センターは3日、 最初にSARSにかかった広東省の患者は、調査結果によると鳥類を扱っていたとして「病気の正体はコロナ・ウィルスではなく、ウィルスとバクテリアの特性を一緒に持つ他の病原菌だ」と明らかにした。



朴惠胤 parkhyey@donga.com