「高級公職者と親・姻戚などの権力型不正に対しては多重監視(cross-check)体制を構築し…」。腐敗防止委員会(腐防委)のばら色の青写真は、韓国が近いうちに清廉国家へと様変りするだろうという期待を膨らませる。腐防委は大統領の前で腐敗防止計画を報告し、その推進を約束した。発表しただけでは安心できない。腐防委は一部の計画に対して目標年度まで提示した。腐敗根絶は全国民が望むことであり、はたして計画どおり推進されるのか気になるところだ。
◆腐敗という物差しで見れば、韓国の国際的地位は恥ずかしいばかりだ。去年、腐敗監視国際民間団体である国際透明性機構(TI)の腐敗認識指数(CPI)調査で、韓国の清廉度ランキングは40位であることが分かった。10点満点のCPIでわずか4.0を取り、経済協力開発機構(OECD)加盟国のうちで最も腐敗がひどいという不名誉を得た。外国との交易の過程でわいろを提供する可能性を表す賄賂供与指数の調査では、ロシア、中国、台湾に続き、4位となった。国際的評価がこのように否定的であるなか、腐敗を減らすという腐防委の活躍に期待をかけてみたい。
◆腐敗の撤廃は一朝一夕に達成できる簡単な目標ではない。ピーター・アイゲンTI会長は「持続的かつ長期的な腐敗撤廃によってのみ透明性を確保することができる」と強調した。腐防委がなかったために腐敗を防ぐことができなかったわけではない。前政権初期、金大中(キム・デジュン)前大統領が腐敗根絶を強調して、去年1月に腐防委が発足したが、各種ゲートが発覚し、大統領の息子が2人も逮捕されるほどに蔓延した権力型不正を防ぐことはできなかった。新政権が発足した後、大統領の兄と側近に対する噂が出まわるや、国民が敏感な反応を示したのも杞憂ではなく根深い権力型不正のためだ。
◆腐防委は、07年までにTIランキングを20位圏前後に引き上げるのが目標だと明らかにした。しかし、1年前に設定した目標より後退したものであり、残念でならない。腐防委は去年の業務報告では、05年までにTIランキングを20位圏内に引き上げると報告した。二転三転する計画よりも決然とした実践の意志が求められる。中国の朱鎔基前総理を見よう。彼は腐敗撤廃に乗り出して「100個の棺を準備しなさい。99個は腐敗した者に与え、一つは私のものとして残しなさい。腐敗者たちとともに地獄に行く代わりに国家を発展させる」と述べた。在任期間中ずっと腐敗を減らすのに専念した同氏は、先月拍手を浴びながら公職から退いた。
方炯南(バン・ヒョンナム)論説委員 hnbhang@donga.com






