イラク南部最大の都市バスラで25日に「反フセイン民衆蜂起」が発生したという主張があり、事実関係をめぐって米英連合軍とイラク陣営との間で攻防戦が激しくなっている。
イラク軍の強い抵抗にあって連合軍のバグダッドへの進撃が遅れている状況で、バスラの民衆蜂起説が事実だと確認された場合、連合軍の士気向上はもとより、他の蜂起を触発して戦争の新たな要素になる可能性がある。米英連合軍は以前から開戦直後にイラク内部で蜂起が起こるだろうと予想し期待してきた。
BBCテレビやテレビ・スカイニュースなどの英マスコミによると、同日バスラ北部で蜂起が起こり、イラク軍が街に集まったデモ隊に向かって大砲を発射したという。AFP通信は、バスラ郊外にある軍関係者の言葉を引用して、「市街地の建物数十軒が火炎に包まれ、死体が並んでいる」と伝えた。
英国防省も、声明を通じて「イラク軍がバスラで民衆蜂起に出た自国民に向けて迫撃砲を発射する現場を確認、直ちに対応に出た。この過程でイラク軍の迫撃砲と大砲を一部破壊した」と明らかにした。
これと関連して、26付の英紙テレグラフは「イラクのフセイン大統領のいとこであり最側近であるアルマジド(別名「ケミカル・アリ」)将軍が、バース党所属のあるシーア派政治リーダーへの処刑を指示した直後、現地シーア派の勢力分裂が触発され、これによって蜂起が発生した」と伝えた。
しかし、イラクのサハフ情報相は同日、声明を出し「バスラで蜂起が起きたという報道は、米英政府がイラク国民の士気を落とすために発表した嘘だ」と述べ、強く非難した。
カタールの衛星放送アルジャジーラも、26日、バスラ現地からの特派員報告を通じて「バスラ市街地は大変静かで、暴力や蜂起の跡を目にすることができない」と、英マスコミの報道に反ばくした。
米国も、バスラ民衆蜂起説について比較的慎重な立場を示している。ラムズフェルド米国防長官は26日、記者たちの質問に「まだそのような知らせを聞いていないが、もし事実なら、蜂起を起こした人々が非常に勇敢であると考える。(蜂起が)成功することを願う」と述べる留まった。
バスラでは、91年にフセイン政権に反対するシーア派勢力が中心になって民衆蜂起が発生したが、イラク政府がこれを強硬鎮圧した経緯がある。
金正眼 credo@donga.com






