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「生物化学兵器で反撃しい」イラクの真意は?

「生物化学兵器で反撃しい」イラクの真意は?

Posted March. 23, 2003 22:18,   

「イラクはどうして生物化学(BC)兵器を使用しないのだろうか」。

23日に米軍が開戦してから100時間が経過するが、イラクの対応が米国と言論の事前警告とは違う様相を呈している。

最初、米国防総省とマスコミは、イラクが開戦初期にBC兵器の使用、油田の放火、人間盾の強制活用、イスラエル攻撃などに踏み切るはずで、先制攻撃の可能性が高いと伝えた。これが脆弱だった米英の開戦論理に力を加えたのは事実だ。

▲なぜBC兵器を使わないか〓BC兵器を使った場合、戦犯とみなすという米国の事前警告がイラク軍に影響を及ぼしたのかも知れない。

イラクの主張どおり、BC兵器がないのかも知れない。国連武器査察団は去年11月以降4カ月間、専門家200人余りを動員して集中的に査察を行ったが、BC兵器を捜し出すことができなかった。

しかし、これよりは、決定的な勝負はバグダッドであるため、バグダッド攻防戦の時にこれを使用しようとするのではないかとする見方が多い。

油井の放火は全体400カ所の中で7カ所とわかっている。これもイラク側は放火ではないと主張しているが、たとえ放火だとしても湾岸戦争の時の放火規模には遥かに及ばない。

また、イラクは開戦後、クウェートに向けてミサイル10発を発射したが、固体燃料を利用した「アバビル−100」ミサイルであって、高性能誘導弾であるスカッドミサイルではないことを、米国防総省が23日確認した。91年の湾岸戦争の時、イスラエルに対する即刻的な大規模攻撃で戦争を拡大させた様相とは違いがある。

▲「人間の盾」も強制しない〓現在イラクは人間盾の志望者たちに待機する場所を指定しているが、強制的ではないという。人間盾の志願者の韓国人ぺ・サンヒョンさんは、バグダッド近くの発電所に待機していたが、20日にバグダッド市内のアルパナルホテルに制止なしで入り、防空壕に身を避難している。

イラク外務省から簡単に入国ビザを得るため、人間盾の志望者と欺いて入国したある韓国人カメラマンは、19日に記者であることがばれたが、イラク側が「人間盾をするか、それとも記者であることを認めて出国するかを選択しなさい」と言われて、この日制裁なしにヨルダンに帰ってきた。

▲フセインは「外交的勝利」を狙っているのか〓これはイラクが決定的な時期を待つこと以外に、「人道的抗戦」を掲げ、名分において米国に優位に立とうとする戦略のためだという分析が出ている。

実際、フセイン大統領は22日、米英軍の捕虜たちを任意処断が可能な「傭兵」に規定しなければならないという閣僚たちの主張にもかかわらず、ジュネーブ条約による戦争捕虜の待偶をすることを命令した。

最大の関心事であるBC兵器をフセイン大統領がこれから使用する場合、米国の立場は今よりさらに強化されることになる。しかし米軍が結局、BC兵器を捜し出すことができなかった場合、戦争の名分は薄れるしかない。

特に、米国が引くことになるかも知れない最悪のシナリオは「バグダッドの長期抗戦」ではなく、フセイン大統領が「最後まで原則を守った殉教者」として残る場合という指摘が出ている。そうなれば、米国はイスラム圏との対テロ戦争で前例のない守勢に追い込まれるかも知れない。



權基太 kkt@donga.com