政府出資機関である、ヤンサン内陸コンテナー基地(ICD)の新社長が選任されてわずか3日で、株主総会で辞退を表明し後任に与党の人間が内定したことを受け、「天下り人事」の疑惑が浮上している。
ヤンサンICD側と株主会社たちは、盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権が傘下団体の機関に対して天下り人事を行うことは絶対ないとした約束を破ったとし、反発している。
19日、ヤンサン(ICD)と株主会社などによると、14日にソウルで開かれたこの会社の株主総会で蔚山(ウルサン)海洋水産庁長出身の楊成稙氏(ヤン・ソンジク、60)氏が社長に選任された。
楊新社長は14日の株主総会で「頑張ります」という趣旨の挨拶まで述べたが、海洋水産部に挨拶に行ってきた17日、ヤンサンICDの事務室に出勤し、突然「個人的な理由で辞任せざるを得なくなった」と述べ、口頭で辞意を表明した。
ヤン氏は19日、記者との電話で、「健康上の理由で自ら辞意を表明した。所属していた組織に迷惑をかけたくない。これ以上は聞かないでくれ」と述べた。
ヤンサンICDの株主会社のある関係者は、「与党の人間を配慮するという意味から、社長を再選任せざるを得ないという海洋水産部の要求があった。当初、ヤン氏を新社長として薦めた海洋水産部が3日後、株主会社に政治界の人間を社長として再選任するよう求めることはあり得ない」と批判した。
ヤンサンICDは24日改めて株主総会を開いて新社長を選任する予定だが、新社長には、民主党の蔚山地区党委員長出身で、民主党のある特別委員会の幹部を勤めているS氏が内定している。
海洋水産部のホームページにも、ヤンサンICD入居会社の職員だと紹介したあるインターネット利用者が17日、「 天下り人事などあり得ないと強調した盧武鉉(ノ・ムヒョン )政権が、こんなに小さな団体を対象に天下り人事を行うのは理解に苦しむ」と非難する内容のコメントを書き込んだ。
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