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SK崔会長を拘束起訴 1兆5587億ウォンを粉飾会計

SK崔会長を拘束起訴 1兆5587億ウォンを粉飾会計

Posted March. 11, 2003 21:47,   

ソウル地検・刑事第9部(李仁圭部長検事)は11日、SKグループの不当なインサイダー取り引きと粉飾会計についての捜査結果を発表し、崔泰源(チェ・テウォン)SK㈱会長と金昌根(キム・チャングン)SKグループ構造調整本部長ら2人を、特定経済犯罪加重処罰法上の背任などの容疑で身柄を拘束・起訴した。

また、全国経済人連合会の会長でありSKグループの会長でもある孫吉丞(ソン・ギルスン)氏、金昇政(キム・スンジョン)SKグローバル代表、劉承烈(ユ・スンニョル)前SKグループ構造調整本部長、尹錫庚(ユン・ソッキョン)SKC&C社長などSKの役職員8人を、同じ容疑で在宅起訴し、SKグローバル(株)法人に対しては株式会社の外部監査に関する法律違反の容疑などを適用して略式起訴した。

検察によると、崔会長らは、昨年1月SKグローバルの01年度の会計決算を行う際に、関連書類を偽造し、1兆1881億ウォンにのぼる銀行債務を欠落させており、1500億ウォン相当の虚偽の売り上げ債権を作って利益を膨らませるなど、1兆5587億ウォン相当の粉飾会計を行った疑いがもたれている。

崔会長らには、ウォーカーヒルホテル株式の変則的な贈与とSK証券株式の裏取り引きなどを通じて、系列会社であるSKC&CとSKグローバルにそれぞれ716億ウォンと1355億ウォンなど総額2071億ウォンの損失を負わせた容疑ももたれている。

検察は、SKグローバルが不渡りになれば、SKグループ全体の信認度が落ちるのを懸念したSKグループ側が、1995年からグループレベルの粉飾会計をおこなってきたと説明した。

検察はまた、SKグローバルが粉飾会計を通じた虚偽の実績を利用し、貸出詐欺を繰り広げたのかどうかを確認するため、金融監督院(金監院)に会計監理を依頼するとしている。また、SKグローバルに対してずさんな監査を行ったY会計法人も、金監院に通報し、その結果次第で刑事処罰を取るかどうかを決める。

検察は、SKグローバルがSK(株)の株式1000万株を海外に違法に預置した部分については、公正取引委員会に独占規制、公正取引法違反の容疑で告発を依頼している。



李相錄 myzodan@donga.com