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崔京周、「皇帝」ウッズと対決 アクセンチュア・マッチプレー選手権

崔京周、「皇帝」ウッズと対決 アクセンチュア・マッチプレー選手権

Posted February. 27, 2003 22:02,   

プロゴルフ界の「タンク」、崔京周(チェ・ギョンジュ、スーペリアテイラーメイド)VS「ゴルフ皇帝」タイガー・ウッズ(米国)。

27日、韓国のゴルフファンらの話題は断然「崔京周とウッズが対決するアクセンチュア・マッチプレー選手権2回戦」のことだった。

「どうしても無理だろう」という予想と「勝負は誰も予測できないもの」という期待が混じった。

もちろん、ウッズの実力が一枚上なのは否定できない事実。しかし、マッチプレーの優勝者を予測するのは宝くじ「ロット」に喩えられるくらい性急な即断は禁物だ。

ウッズも、今大会直前の公式インタービューで「36ホールマッチはほとんど上位ランカーが勝つが、18ホールマッチは誰も予測できない」と述べた。

崔京周の強みは「ウッズ恐怖症」がないこと。ウッズと同じ組で対決したのは1回(2002ツアーチャンピオンシップ)だけで、ウッズのせいで優勝を逃したこともない。

崔京周は、27日、米カリフォルニア州カールスバッドのラコスタR&S( パー72)で開かれた1回戦で、フレッド・ファンク(米国)を接戦の末1ホール差で下した。崔京周は試合後、「ウッズのスタイルについてよく把握しており、大きな負担はない。現在、最高のコンディションを維持しているため、僕のほうが有利かもしれない」と、自信に満ちた口調で言った。 

崔京周は、ウッズとともに特別招請選手として出場した2002ダンロップフェニックストーナメント(日本宮崎)を前に、このように述べ、ウッズ(8位)を離して単独3位となった。

心理的な負担の大きいウッズとは違って、軽い気持ちで試合に臨む崔京周。

もし、崔京周が「ゴルフ皇帝」ウッズという壁を乗り越えれば、それは100万ドルの優勝賞金よりも価値のある所得になるだろう。「自信」こそ、生存競争の激しい米国PGAツアーで最も強力な「武器」になるからだ。

一方、今シーズン初めに4勝(米国PGA2勝、ヨーロッピアンツアー2勝)と絶好調の勢いを見せた「皇太子」でアーニー・エルス(南アフリカ)は、ニック・パルド(英国)に代わって63番シードに出場したフィル・タタウランギ(ニュージーランド)に1回戦で敗れた。

ほかに、レティフ・グーセン(南アフリカ)、セルヒオ・ガルシア(スペイン)、コーリン・モンゴメリー(スコットランド)など、トップランカーらも相次いで敗れ、1回戦で姿を消した。



安永植 ysahn@donga.com