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原油価格、1バレル=30ドルに差し迫る

Posted January. 30, 2003 22:11,   

韓国に輸入される原油の中で、最も高い割合を占めている中東産ドバイ原油の価格が、国際市場で1バレル当たり30ドルに迫っている。また、北海道産ブレント原油など、ほかの原油価格も、引き続き上昇傾向を示していることから、内外の経済に大きな負担を与えている。

30日、韓国石油公社によると、29日現地で取り引きされたドバイ油の価格は、1バレル当たり29.01ドルで、前日より0.09ドル値上がりした。

この日の値上がりは、米国が主導している対イラク戦争が、2月末か3月初めにぼっ発するという恐れが広がっているうえ、米国が保有している石油製品の在庫が減ったというニュースも影響していると、石油公社は説明した。

原油価格が値上がりをつづける事態を受け、政府が、乗用車の10部制運行制限や輸入賦課金の引き下げなど、「市場介入」を通じて、国内原油価格の安定対策に乗り出す目安となっている「ドバイ油10日移動平均価格=1バレル当たり29ドル」の突破も遠くない。

29日の「ドバイ油10日移動平均価格」は、1バレル当たり28.74ドルで、前日(28.62ドル)に比べ0.12ドル値上がりした。この価格は、政府が平均価格を算定し始めた22日の28.22ドルから持続的に値上がりしている。

一方、産業資源部(産資部)は、前年対比、エネルギーの使用量を10%以上減らした1万世帯を選定し、電気代1万ウォン、ガス代・暖房2万ウォンなど、最高3万ウォンまで現金で払い戻す「エネルギー節約キャッシュバック(cashback)」制度を実施すると発表した。

電気、ガス、暖房などのエネルギーを節約することで、現金を払い戻してもらいたい一般家庭は、来月5日午前9時から、エネルギー管理公団のホームページ(www.kemko.or.kr)を通じて申し込むことができる。

産資部とエネルギー管理公団は、先着順で1万世帯を選定し、2〜3月の2ヵ月間、電気使用量が前年の同期間に比べ10%以上少なければ、現金を支給する。ただし、前年度と同じ住所に居住していることと、世帯別の計量機が設置されていることが必要だ。

エネルギー管理公団031—2604—411〜2。



具滋龍 bonhong@donga.com