韓国銀行の朴昇(パク・スン)総裁は3日、利下げの可能性について「02年11月以降、消費と建設投資が鈍化したものの、設備投資と輸出が好調を見せているため、追加の利下げは考えていない」と否定した。
朴総裁は、記者懇談会で「北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の核問題が脅威として受け取られなければ、韓国経済は5.7%の成長を維持するだろうと見込まれているだけに、利下げに踏み切る理由はない」と説明した。
しかし、朴総裁は「北朝鮮の核問題で韓半島の平和が脅かされる場合、外国人投資の減少、消費の低迷、輸出の減少などで経済に深刻な打撃を与える可能性もある」と憂慮した。
これは北朝鮮の核問題で、景気が急速に冷え込むことになれば、利下げに踏み切る可能性もあるという意味に解釈できる。
一方、韓国銀行の金融通貨委員会は去年12月の最後の会議で、産業生産が大幅に伸び、輸出が大幅に拡大するなど、全般的に堅調な上昇傾向を続けているため、コール金利を凍結すると発表した。
朴総裁は、家計向け貸し出し問題について「米国と日本が80、90年代に経験したように、家計向け貸し出しの増加は、経済発展の過程で必ず現れる問題だ。急ピッチで増えているのがやや心配だが、現在400兆ウォン程度の家計向け貸し出しが、銀行の不健全をもたらしたり、韓国経済が耐え切れない水準には達していないので、軟着陸は十分に可能だ」と語った。
また「カードによる現金貸し出しについては、カード会社がカード発行を乱発しさまざまな問題が生じているだけに、構造調整は欠かせない」と話した。
朴総裁は「去年、低金利にもかかわらず物価が安定したのは、通貨が大量に流通しているのに、各企業が保有している現金を投資しなかったためだ。投資が活気を取り戻すと、物価が不安定になる恐れがあるため、むしろインフレを懸念している」と付け加えた。
貨幣単位の名称の呼び変え(デノミネーション)について朴総裁は「中長期の研究課題として検討しており、研究結果が出ても、政府が世論を収集して決めることだ。政府が施行を決めるとしても4〜5年後に可能だろう」と話した。
林奎振 mhjh22@donga.com






