Go to contents

イラク、兵器実態報告書を国連に提出

Posted December. 08, 2002 22:28,   

イラクは7日、大量破壊兵器(WMD)の保有実態報告書を、当初の締め切り日より1日早く国連に提出した。これとともに、サダム・フセイン大統領は、国営テレビの演説を通じてイラクが1990年にクウェートを侵攻したことについて、初めて公式に謝罪した。

イラク政府の代表は、7日午後8時頃(現地時間)、バグダッド郊外のホテルにある国連監視検証査察委員会(UNMOVIC)本部を訪れ、核と生化学兵器、ミサイル関連の活動に関する3つの報告書を渡した。1万1807ページに達する報告書とともに、CD−ROM12個も添えられた。この報告書は、締め切り日の8日午後までに、ニューヨークの国連本部とオーストリアのウィーンにある国際原子力機関(IAEA)に空輸された。

国連に報告書を提出したのに合わせて、フセイン大統領は、サハフ情報相が代わりに読み上げた演説文を通じて「過去において神の怒りを買った行為に対し神に謝罪する。それと同様の理由でみなさんにも謝罪する」と話した。クウェートはイラク側の謝罪を無視した。

これに先立ち、ブッシュ米大統領はこの日「イラクが国連に提出する報告書は、米国の徹底した調査を通過するほどの信頼性を確保しなければならず、もしそうでなければ、フセインが再び世界をだますことになる」と警告した。



朴來正 ecopark@donga.com