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来年1−3月の景気見通し 経営者は悲観的

来年1−3月の景気見通し 経営者は悲観的

Posted December. 01, 2002 23:11,   

韓国の企業家は、来年の景気について悲観的な見方を示していることが分った。

大韓商工会議所によると、全国の製造会社1485社を対象に、来年第1四半期(1月〜3月)の企業景気展望を調べたところ、景気見通し指数(BSI、景気の先行き見通しをつけるため、現場の経営者の観測をまとめて標準化したもの)は88だった。

BSIが100未満になると、景気を悲観する企業が楽観する企業よりさらに多いという意味になる。

半期別のBSIは、今年第2四半期(4〜6月)の133をピークに、それ以降は3期連続の下落となり、企業家の不安心理が広がりつつあることを示唆している。

このように体感景気が悪化したのは、内需が速いスピードで沈滞しつつあるからとみられる。政府が家計融資への抑制策を取ったのを受けて、金融界が融資金利を上げ、信用不良者への融資回数や限度を縮小したため、すでに消費がい縮する現象が目の前に現われている。

輸出に対する指数は99だった。今年は輸出が第2四半期以降2桁の増加率となり、上昇を続けているにもかかわらず、来年初めの輸出がやや悲観的に見込まれているのは、米経済の低迷と対イラク攻撃の展開など輸出条件が依然として不透明だからだ。

これによって、設備稼働率、資金事情、生産量、原材料価格など大半の経営条件のBSI展望値が100を下回り、経常利益への予測も不振(81)と見込まれている。

石油化学、鉄鋼、機械、造船、自動車、電子、半導体など主力業種のBSIが、いずれも100を下回り、2003年の韓国経済の不安な出発を予告している。

大韓商工会議所の朴ヒョンソ経営調査チーム長は「景気の見通しが不透明で、来年度の景気低迷を懸念する声が高まっている。低金利基調を維持し、内需や設備投資を振作する必要がある」との見方を強調した。



李康雲 kwoon90@donga.com