
「日本全体で600以上、東京だけで100以上の『音楽愛好家オーケストラ』があります。音楽を生活の中で愛する心を韓国人と分かち合いたいです」。
日本の代表的アマチュアオーケストラのひとつ、東京の文京市民オーケストラ(文京オーケストラ)を率いてソウル入りした指揮者兼作曲家の松下功さん(51)。90人あまりの団員を擁しているこのオーケストラのメンバーの中でただ一人の「プロ」だ。松下さんが指揮する文京オーケストラは、23日午後3時、延世(ヨンセ)大100周年記念館でストラビンスキーの「火の鳥」コレクション、松下さん自身の創作曲「津軽三味線と管弦楽のための協奏曲」などを演奏する。無料。
「中高生時代の趣味は『音楽』でした。音楽を専攻して仕事になってから、自分の最も良い趣味を失ってしまったのです。93年、文京オーケストラの創立とともに、この楽団に出会ってから、再び音楽を趣味にすることができました。実際、全員が『愛好家の心』を持っているんです」。
団員たちの職業も、会社員、医師、弁護士など千差万別だ。放送局の音楽PDだった最高令の団員、伊藤ヤスユキさん(72)は「松下さんにはアマチュア団員を率いる卓越したカリスマ性がある」と賞賛した。どんなカリスマなんだろう。
「共に楽しむことです。アマチュアオーケストラだからといって、奏でられる音楽が違うのではありません。プロが3日間、練習してこなすところを、半年間練習するところが違いなんでしょう」。
「音楽専門家と愛好家が会えば、専門家は音楽への情熱を取り戻し、愛好家は専門的な技術を教えられる。韓国でも、こういう『幸せな交流』がたくさん出てくることを望みます」と話した。
松下功さんは、東京芸術大学卒業後、ベルリン芸術大学で学び、ドイツのミュンヘングラトバフ国際作曲コンクールで一等賞を受賞している。近く母校の東京芸大教授に就任する予定だ。
劉潤鐘 gustav@donga.com






