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どこが買うか、ナムドン発電・現代油化・仁川精油

どこが買うか、ナムドン発電・現代油化・仁川精油

Posted November. 18, 2002 22:27,   

韓国エネルギー業界の「ビッグ3の売買」をめぐる動きが、早ければ年内に具体化する公算が大きくなって、業界の地殻変動が予想される。

現在、市場に売りに出されている「ビッグ3」は、韓国電力(韓電)傘下の韓国ナムドン発電、現代(ヒョンデ)石油化学(油化)、仁川(インチョン)精油だ。

関連業界によると、資産価値が最低1兆ウォンを上回るこれらの会社がどの会社に渡されるかによって、関連業界の内部はもちろん、財界の勢力図にも大きな変化がもたらされるという観測が出ている。

ナムドン発電の売却は、電力産業の構造再編の最初のボタンをはめる重要な作業だ。このほど締め切られたナムドン発電の経営権売却入札には、米シェブロンテキサコなど、海外の8社と、SK(株)、ボスコ(POSCO)、LGカルテックス精油、韓国総合エネルギー、暁星(ヒョソン)、サムタンの国内6社が参加した。

韓電と業界は、ナムドン発電の資産価値が2〜3兆ウォンに達するため、国内外の会社がコンソーシアムを構成する可能性が高いものとみている。韓電とナムドン発電は、早ければ年末、遅くても来年1月までに優先交渉対象者を選び、売却交渉を進める計画だ。

単一会社としては、ナフサ分解設備の規模では年産105万トンと国内1位、アジアで2位の現代石油化学の売却も、石油化学業界の地図を変える雷管だ。同社の関係者は、「国内はもちろん、アジア業界内の順位にも変化をもたらすだけでなく、世界的なライバル会社に比べて小規模な国内の石油化学の「パートナー模索」を促す引き金になりえる」と述べた。

ウリ銀行など現代石油化学の債権団は、早ければ今週中に優先交渉対象者を選定する予定だが、LG化学と湖南(ホナム)石油化学のコンソーシアムが選ばれる可能性が高いものとみられている。

9月、1回目の入札を行ったものの参加社がなく、2回目の入札が行われている仁川精油も、年内に優先交渉の対象者を選んで、売却作業に拍車をかける計画だ。同社は国内外の数社が提出した買収意向書を検討中だと明らかにしている。

業界の関係者は、「来年3月末に法廷管理の最終認可を受けるためには、遅くても年内には買収の対象会社を具体化しなければならない」と述べた。



具滋龍 bonhong@donga.com