「ひゃ、男子より早い」。
12日に行われた第83回全国体育大会の女子ハーフマラソン一般部競技のゴール地点である済州総合競技場のトラック、女子選手が同じ時間に出発したハーフマラソン男子大学生選手の後尾グループを追い越して決勝ラインに向かうと、あちこちで歓声が沸き上がった。
その主人公は鞖(ベ)ヘジン(23・ソウル都市開発公社)。彼女は同日ハーフマラソン(21.0975km)競技で1時間12分13秒で1位にゴールイン。今年2月にチャン・ジンスク(京畿道庁)が立てた最高記録(1時間12分15秒)を2秒短縮し、韓国最高記録を立てた。世界記録は1時間5分44秒。
同大会にはチャン・ジンスクをはじめ、アジア競技大会1万m韓国新記録(32分45秒)保持者のチョン・ユンヒ(ソウル都市開発公社)、2002朝鮮(チョソン)日報マラソン優勝者のユン・ソンスク(ソウル都市開発公社)など、韓国女子マラソンの次世代走者が勢ぞろいして関心を集めた。鞖ヘジンは2日前の女子1万m競技にも33分24秒で優勝した。
京北体育中学、高校の時まで5000mと1万mの選手として活躍し、1998年にソウル都市開発公社に入社してからマラソンを始めた鞖ヘジンの目標は、来年3月の東亜(トンア)ソウル国際マラソン大会に出場して韓国最高記録(2時間26分12秒)を立てること。
162cm、45kgの小柄な体格だが、意気込みが感じられる。猛訓練をしても体重が減らない上に先天的に持久力まで持ち備えている鞖ヘジンは、済州の強い風や曲がりくねったコースを克服したことで自信を持つようになった。東亜マラソン大会の出場に備えて、来月から中国雲南省で高地訓練を行う計画だ。
一方、漢拏(ハルラ)体育館で行われた体操男子高等部個人戦で、国家代表の金デウン(ヨングァン高校)はあん馬とリングを次々と席けんし、前日の団体戦と個人総合優勝を含めて4つの金メダルを取り、大会初の4冠王にのし上がった。
また、済州道柔道会館の柔道男子一般部100kg級と無制限級では、柔道の重量級の看板スターであるチャン・ソンホ(済州)が優勝し、2冠王となった。
市道別のメダル・レースでは、午後4時現在京畿道(キョンギド)が1万36点を獲得、忠北(チュンブク、7771点)、大田(テジョン、7248点)に先立って先頭を走っている。






