▲ミサイル発射で除去〓米中央情報局(CIA)が介入したとされる今回の作戦は、4日午前イエーメンの首都サヌアで米石油会社社員2人が乗ったヘリが攻撃された直後に行われた。米CNN放送などはオサマ・ビン・ラディン氏の側近であるアリが5人の随行員と一緒にサヌア北東部の砂漠を車で走っているところを無人偵察機「プレデター」が発射したミサイル攻撃でアリが死亡したと伝えた。当時、アリ一行が乗っていた車には通信機器や爆薬などがあり、2度目の爆発を起こしたと目撃者は伝えた。
本名カイド・スニアン・アルハルシのアリは、2000年10月、アデン港に停泊していた米駆逐艦「コール」号へのテロ攻撃と、先月初めアデン沖での仏タンカー「ランブル」号へのテロ攻撃にも介入した疑いが持たれている。アリは昨年からアルホスンなどマーリブ近くの砂漠にある村を行き来しながら米国の追跡に武力で抵抗してきた。
▲再開された米国の暗殺作戦〓武装した「プレデター」機がアフガニスタン以外の地域でアルカイダ構成員を攻撃して排除したのは今回が初めてだと、米紙ニューヨーク・タイムズが報じた。同紙はまた、今回の事件が対テロ戦争の戦場をイエーメンに移動させ、掃討戦を拡大させる信号弾になるだろうと伝えた。米国は少なくとも50人以上の対テロ戦争要員をイエーメンに派遣している。
今回の事件は、米国がアルカイダ関係者に対して、アフガニスタン戦争当時のように暗殺を断行することを明らかにした。米国は昨年11月にタリバーン最高責任者のムラ・モハメド・オマルに対して、今年5月には親タリバーン軍閥グルブディン・ヘクマティアルに対してミサイル攻撃を行なったが、失敗した。
こうした米国の「海外暗殺」作戦は1976年、フォード政権の時に禁止されてきたが、昨年ブッシュ大統領が「アルカイダ構成員に対する密かで致命的な工作」を承認したことで、事実上復活したものと伝えられている。「復活」はワシントン・ポスト紙の報道で明らかになったが、米政府はこれを否定している。
ブッシュ大統領は4日、アーカンソー州中間選挙支援の遊説の途中、今回の事件の報告を受けた後、「米国は国際的な殺人者を追っている。今回の戦いで勝つためには、忍耐と果敢さを備えていなければいけない」と述べた。
權基太 kkt@donga.com






