ロシアからの分離独立を主張するチェチェン共和国のイスラム武装勢力とみられる数十人の武装集団が23日(韓国時間24日午前2時)夜、モスクワ南東部にあるミュージカル劇場(旧文化宮殿)に押し入り、最大1000人余もの観客を人質に取って、立てこもった。同劇場に近付こうとした警察官1人を射殺し、チェチェンでのロシア軍の戦闘行動を全面停止させるよう求めている。
犯人グループは、「ロシアは7日以内に、チェチェンでの軍事作戦を中止し、兵力撤退を開始せよ」と求め「要求事項が受け入れられない場合、人質ごと劇場を爆破する」と警告した。
犯人グループは、酔っ払いを装って同劇場の正面入り口に近付こうとした警察官1人を射殺した。続いて劇場から爆発音が聞こえたため、人質の安全が懸念されている。
イタルタス通信は「オーストリアとドイツ大使らが、一部国家の外交官らとともに事件現場の近くにいた」とし、人質の中に米国人1人、オーストリア人、英国人、オランダ人、ドイツ人が含まれていると報じており、波紋が広がるものとみられる。
自動小銃などで武装した約40人の男女グループは、23日午後9時ごろ、メルニコワ通りにある劇場に銃を乱射しながら押し入り、ミュージカル『ノルド・オスト』を観劇中だった観客、俳優、劇場従業員らを人質に取った。一部マスコミは、人質は1000人にのぼるだろうと報じている。
犯人グループは、押し入った直後、子どもとイスラム教徒ら一部を解放した。また一部の人たちは事件発生直後に、劇場の外に脱出した。
解放された人質らは、モスクワ・エコーラジオ放送との会見で「40〜50人の男女グループが爆発物を身に付けており、自動火器と手投げ弾で武装している。ビル周辺に爆発物が埋設されている」と伝えた。
事件の後、ロシア当局は、劇場から400メートルほど離れた地点に戦車を配置し、警察と内務省傘下の部隊や特殊部隊を急派し、劇場ビルを包囲している。
チェチェン反乱軍のウェブサイトである「カフカス」は、人質事件を繰り広げている同グループ高官の話として、劇場内に抑留された外国人の人質30人くらいをさらに解放する準備をしていると伝えた。一方、モスクワの韓国大使館は人質の中に韓国人はいないと発表した。
金起顯 kimkihy@donga.com






