Go to contents

「大統領の任期延長」のための投票を控えたイラク

「大統領の任期延長」のための投票を控えたイラク

Posted October. 14, 2002 23:32,   

イラクのフセイン大統領の任期の7年延長を決める国民投票を翌日に控えた14日(現地時間)、AP通信がバグダッド発で報じたところによると、イラクの首都バグダッドは、フセイン大統領への忠誠と賛成票を訴えるカラフルなポスターと垂れ幕、スローガンで埋められているという。次は、AP通信の記者が伝えたルポ記事のまとめ。

15日に行われるイラクの国民投票のキーポイントは、単独で出馬する候補、フセイン大統領の任期が延長できるかどうかの問題ではない。最大の関心事は、95年に得た支持率99.96%を上回る支持率を得られるかどうかだ。イラク国民は、この支持率について「不十分な数値」だと受け止めている。

大半の建物は、白と赤、緑、青、黄色などで色鮮やかに飾られたプラカードを掲げている。これは国際的な孤立と経済制裁で、約10年間にわたって外部と隔離されて過ごしてきた、この灰色の都市で見ることができる唯一の明るい風景だ。

「ナアム・ナアム・アル・カイド・アル・マンスル・サダム・フセイン(偉大なる指導者、サダム・フセインに賛成票、賛成票を)」、「イラクは勝利するだろう。神よ、指導者を保護してください」という、アラビア語の垂れ幕は、イラクのあらゆる所で容易に見つけられる。米国が核開発施設とみなしている工場団地沿いにある学校の壁では「イエス、イエス、イエス、サダム!ノー、ノー、ノー、米国」という垂れ幕も見ることができた。

市民は勝利を確信している。エンジニアのアクメド・アブドゥル・サヒブ氏は「今回の選挙は、イラク国民の米国への挑戦になるはずで、前回よりはるかに高い支持を得られるだろう」と話した。労働者のマヤド・アイワン氏も「今回は100%だ。なぜなら、イラク国民はイラクの指導者を愛しているからだ」と高い声で叫んだ。

子どもを背負って市場に出てきた主婦のマフディー氏は「外部世界に送るわれわれのメッセージは、われわれがサダム・フセインを愛しているということだ」と話した。

しかし、先の選挙で、なぜ0.04%に上る反対票が出てきたかについては、回答を聞けなかった。記者に質問された軍人らは、当惑したあまり、凍りついてしまったような姿を見せた。

国民はすでに「結婚式の夜のような」勝利祝いのパーティーを準備している。芸術家らは、指導者のために、どのような賛辞を送るべきかについて、マスコミ各社と話し合っている。一方、イラク公報部は12日、バグダッド市内にプレスセンターを設けて、外国取材陣を受け入れ始めた。国民投票を取材するために、イラク公報部から発給された招請ビザ(査証)でバグダッド入りする外信記者らは、約500人に上るものとみられる。当局は、記者を産業団地と国会議事堂に案内するなど積極的な広報活動を繰り広げている。



havefun@donga.com