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楊斌氏の軟禁状態長引く 関係公務員も調査

Posted October. 07, 2002 23:02,   

中国当局は7日、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の楊斌(ヤン・ビン)新義州(シンウィジュ)特別行政区行政長官の不正疑惑を解明するため、楊斌氏を家宅軟禁状態で3日間調査する一方、楊長官の不正にかかわっていた地方政府関係者に対する内密調査も並行している模様だ。

中国の消息筋は同日「中国当局は 楊長官が瀋陽荷蘭村の土地を住宅団地に不法転用する過程で、中国の地方政府の公務員がかかわったものとみている。楊長官に対する具体的な不正疑惑を解明するため、関係者らに対する内密調査もともに行っている」と話している。

この消息筋は「中国当局は中央政府レベルの調査チームを発足させ、瀋陽市と遼寧省の税務、国土開発、建設など、当該部署の関係者らを対象に楊長官と関連しているかどうかを調査している」と伝えている。

中国当局が 楊長官の容疑と関連した調査と内密調査の範囲を拡大していることから、楊長官の家宅軟禁が早期に解除されるかどうかも不透明な状態だ。

また、別の消息筋はこれと関連し「中国当局は国内法にもとづいた原則的な立場から楊長官の不正疑惑について取り調べを優先的に行った後、彼の身柄の取り扱い問題は、北朝鮮との外交調整を経て決める模様だ。このため調査が完了するにはやや時間がかかりそうだ」と話している。

一方中国公安当局は、外国のマスコミが中央政府の許可を受けずに荷蘭村に接近したり、 楊長官と関連した取材を行うことを徹底して遮断しており、これと同時に瀋陽に入った記者らの所在把握にも当たっているという。



yshwang@donga.com