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金正日総書記が書面回答「小泉首相の訪朝で国交正常化を期待」

金正日総書記が書面回答「小泉首相の訪朝で国交正常化を期待」

Posted September. 15, 2002 22:48,   

朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の金正日(キム・ジョンイル)総書記は14日、「日本の小泉首相の訪朝が、朝日関係を正常化していくうえで、画期的な契機となる」と述べ、17日に開かれる日朝首脳会談と日朝国交正常化に強い期待を示した。

金総書記は、日本の共同通信社との書面インタビューでこのように述べ、「朝日関係が正常化し発展するなら、日本を訪問できない理由はない」と述べた。

日本のマスコミは、同日のインタビュー内容を1面トップ記事で扱い、今回の首脳会談で、日本人拉致問題や過去の清算をめぐる両国の交渉が急進展するという見通しを示した。

しかし金総書記は、「朝日関係を正常化するうえで解決しなければならない基本問題は過去の清算であり、このためには、日本によって朝鮮人民が受けたすべての災いや被害を十分考慮し、誠実に謝罪して補償問題を正しく解決しなければならない」と強調した。

これに対して安部晋三官房副長官は「金総書記は過去には日本の要求に一切反応を示さなかった点を考慮すると、大きな変化だ」と評価した。

以下、金総書記が共同通信社の斉田一路社長宛てに寄せた書面インタビュー回答全文。

今世界の目は朝鮮に集中しており、小泉首相との対談と会談に非常に大きな関心が寄せられている。

この一世紀の間、両国関係は不和と対立によって極めて非正常な状態にある。戦後半世紀が経っても非正常な関係が続いてきたことは、誰が見ても「百害あって一利なし」である。

朝日関係を正常化して善隣友好関係を発展させることは、両国人民の念願と利益にかなうことであり、先送りできない時代の要求である。非正常な朝日関係を正常化させることは、両国政治家に与えられた歴史的使命である。責任ある政治家が大局的な立場で決心し対処すれば、両国の間に解決できない問題はないだろう。

まもなく小泉首相が平壌(ピョンヤン)を訪れるが、これは朝日関係を正常化するうえで、画期的な契機となるだろう。われわれの出会いと会談が実を結ぶものと信じる。

朝日関係を正常化するうえで解決しなければならない基本的な問題は、両国のいまわしい過去をきれいに清算することである。過去の清算に向けて、日本によってわが人民が受けたすべての災いと被害を十分に考慮し、誠実に謝罪して補償問題も正しく解決しなければならない。このような基本問題が解決しなかったために両国関係は改善せず、さまざまな複雑な問題が生じたのである。

今は大きくない問題をもって中傷し、互いに手足が縛られているが、両国の関係が改善されれば、これらの問題は容易に解決するだろう。朝日関係が正常化すれば、安保問題のようなものも問題にならないだろう。日本人はわれわれの国防力の強化を懸念するが、これは徹頭徹尾自衛の政策である。われわれの武装力は、われわれを侵害する者にとっては無慈悲であるが、われわれを侵害しない限り、決して武力を行使しない。日本がわれわれを敵視せず友好的に対するなら、われわれの国防力の強化を懸念する必要なない。最後に私が日本を訪問する意向があるかと聞かれたが、両国関係が正常化して望ましく発展するならば、日本を訪問できない理由はないと考える。この機会を借りて、日本人民の平和と繁栄を願うという私のあいさつの言葉を伝えてもらいたい。



李英伊 yes202@donga.com