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「重力波の速度=光の速度」アインシュタインの理論を検証へ

「重力波の速度=光の速度」アインシュタインの理論を検証へ

Posted September. 08, 2002 23:20,   

アルベルト・アインシュタインの一般相対性理論の合否を検証するために「重力の速度」を測定する、天体物理学会初の観測が実施される。

米国立電波天文台(NRAO)は8日、カリブ海のバージンアイランド、ハワイ、ドイツの電波望遠鏡とを結んで重力の速度測定に取り掛かると、英国のBBCインターネット版が6日付けで報じた。

一般相対性理論は、宇宙の天体と物質が互いに引っ張り合うのは、重力波が働くためだとみている。この理論は、重力波の速度が光と同じだと仮定しているが、実際に重力波の速度について、測定できた人は誰もいない。

米国のミズーリコロンビア大学のロシア出身天文学者セルゲイ・コペイキン博士は、地球と強力な電波を放出する惑星のクェーサー(準星)、そして木星が一直線上に並ぶ8日、重力の速度を測定すると、一般相対性理論を検証することができるというアイディアを思いついた。この時、質量の重い木星の重力場が、クェーサーから地球に向かう電波を反らせるというもの。天文学者たちは、この電波の反り具合を明らかにすることによって、重力の速度を推論することができる。

コペイキン博士は「この観測を通して、重力の速度は光の速度に比例するという一般相対性理論を証明できるものと期待している」と語った。今回の観測のためには、10億分の3度より小さい角誤差での観測が必要とされるが、天文学者らは、これより100倍も精度の高い装置を開発した。

今回の観測結果は2ヵ月後に発表される予定だ。

米国NRAOのエド・ポマロント研究員は「もし今回の観測結果、重力の速度が光の速度より速いということになれば、アインシュタインの一般相対性理論は崩れることになる」と話した。

アインシュタインは1916年、重力長という新しい概念を示して、物質が作り出した重力場が、空間と時間の構造を変形させるとする、一般相対性理論を発表している。



dongho@donga.com