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「不治の病に希望を」 元バスケットコーチが致命的なルー・ゲーリックで闘病

「不治の病に希望を」 元バスケットコーチが致命的なルー・ゲーリックで闘病

Posted August. 07, 2002 22:28,   

最高のバスケットボールの指導者になりたいという夢を持って、韓国のプロバスケットボール界に第一歩を踏み出した指導者の卵。しかし、わずか3ヵ月で突然、不治の病にかかってしまった30代のバスケットボール・コーチ。

プロバスケットボール・モービスの朴スンイル(31・写真)前コーチは、今日も挫折という言葉を自分の頭の中から一所懸命払いのけている。その代わりに彼は、自分と同じ病気で苦しめられている人々のため、病気に立ち向かって治療法探しに東奔西走している。

「今、私たちは原因も分からない病気とたたかっているんです。この前、エイズワクチンの開発が目の前に迫ったという報道があったんですが、この病気にもそのような奇跡が必ず起きると確信しています」

朴コーチが最近、韓国バスケットボール連盟(KBL)のインターネットホームページの掲示板に書き込んだ話だ。人々の無関心の中で死を迎えている「ルー・ゲーリックを知らせる伝道師」になる決心をし、この話を載せるなり大きな反響を呼び起こした。

朴氏は、自分の話に対する関心が高まると、掲示板を通じて「不治の病にされていたエイズも治療薬が開発されている。この病気も人々の関心が大きくなれば、患者は希望という言葉を胸にして生きていけるだろうと思った」といい、世の中の関心を呼びかけた。

2mの巨体である朴氏は、 大田(テジョン)高校、延世(ヨンセ)大学を経て、起亞(キア)バスケットボール団に入団し、活躍した後、指導者の夢を持って99年、アメリカのプリガムヨン大学でバスケットボールの留学をしていた。当時までは将来が見込まれていた「次世代バスケットボールの指導者」だった。留学生活2年4ヵ月目の今年4月、モービス球団側からコーチの提案を受け、帰国した彼はびっくり仰天するような健康診断を受けたのだ。

1930年代、アメリカのプロ野球スター・ルー・ゲーリック(Lou Gehrig)の死亡後、彼の名から来たこの病気の正式名称は「筋萎縮性側索硬化症」。大脳と脊椎の運動細胞が破壊し、大部分5年内に死亡する致命的な病気だ。

国内でも現在、1500人あまりの患者がいるものと推定されているが、まだ原因はもちろん、治療法が解明していない. 朴氏が「ルー・ゲーリックの伝道師」になったのも、まさにこのため。 朴氏は、各種のインターネットを通してルー・ゲーリックを人々に積極的に知ってもらう一方、バスケットボール界の知り合いの助けを借りて研究基金を設けていく計画だ。すでに大学の同級生の文(ムン)キョンウン(SKビックス)、金ジェフン(LG)を含め、金フン(SBS)、ウ・ジウォン、チョン・インギョ(モービス)などが、積極的に助けている。「まだ、諦めるには早いです」。 朴氏は「珍しい難病である上、莫大な治療費用にため、困難してはいるが、病気を克服できる道を必ず探す」と覚悟を決めた。



金尙浩 hyangsan@donga.com