韓火(ハンファ)グループが、大韓(テハン)生命の買収を断念する考えを強く示した。
29日、韓火グループによると、金昇淵(キム・スンヨン)韓火グループ会長は最近、米ニューヨークで国際金融専門家らと会い、大韓生命の買収が望ましいかどうかについて意見を聞いているという。
国際金融専門家たちは、低金利基調が続いている上、多国籍保険会社などとの競争が激しいことを考慮したとき、1兆ウォンを上回る資金を投じて大韓生命を買収するのは好ましくないという意見を多数示したという。
鄭二萬(チョン・イマン)グループ広報担当常務は、「大韓生命を買収しようとした金会長の決心は、専門家たちの意見を聞いてから大きく揺らいでいる。現時点では、買収を放棄する方向に傾いている」と述べた。
金会長は、早ければ来週帰国し、大韓生命の買収業務を担当している実務者たちと意見を交わしたあと、買収するかどうかを最終的に決める計画だ。
韓火グループは5月27日にも、政府が買収価値の評価基準を2度も変えたことに触れ、「主な買収条件を明確にしなければ買収を放棄する」との立場を明らかにしている。
韓火側は、「5月には大韓生命の売却に消極的な政府を圧迫する思惑が強かったが、今回は違う」と言い切っている。
韓火グループは、今年2月から政府との間で単独で大韓生命の買収交渉を繰り広げてきたが、先月27日に公的資金管理委員会から優先交渉対象に指定され、買収価格をめぐって大詰めの交渉を行っている。
韓火グループが買収を断念すれば、大韓生命の売却問題は振り出しに戻ることになる。
千光巖 iam@donga.com






