W杯の「クモの手」李雲在(イ・ウンジェ、29・水原三星)は、やはりPK戦の強者だった。李雲在の活躍で、水原三星(スウォン・サムスン)が第8回アジア・スーパーカップで優勝し、大会初の2連覇を達成した。アジア・クラブ選手権の王者の水原は、サウジアラビア・リアドのキング・パハド国立競技場でアジアカップウィナーズカップ優勝チームのアル・ヒラルを迎えて0−1で敗れ、総合戦績では1勝1敗となったが、PK戦の末、4−2で勝利した。
6日のホームでの第1戦で1−0で勝利した水原は、第2戦で引き分ければ優勝できる状況だった。しかし、国内のKリーグと日程が重なり1.5軍を送るしかなく、苦しい戦いを繰り広げた。大半が新人選手や交代メンバーだった選手団で、主軸の役割を果たしたのは国家代表GKの李雲在だった。
水原は、前半36分、アル・ヒラルのヒカルドにヘディングでゴールを許した。水原は、後半44分、朴コンハが退場処分を受け、延長でも苦戦を続けたが、追加失点をせず、PK戦に持ち込んだ。アル・ヒラルは、W杯でスペインをPK戦で倒した李雲在を意識し緊張したようで、1番目と2番目のキッカーが失敗した。水原は、4人のキッカーが相次いでゴールを割り、アウエー試合で貴重な勝利を収めた。
朱性元 swon@donga.com






