与党民主党の韓和甲(ハン・ファガプ)代表は19日、「ハンナラ党の李会昌(イ・フェチャン)大統領候補を取り巻く5大疑惑は、徹底的に糾明されなければならない。大統領候補に注がれる国民の疑惑を覆い隠したまま、国民に未来の指導者を選択させることはできない」と述べた。
韓代表は19日、国会の各党代表演説でこのように主張し、△国税庁を動員した大統領選資金の募金事件△安全企画部(国家情報院の前身)予算の96年総選資金への流用事件△息子の兵役免除隠ぺい疑惑△114坪豪華マンション3軒をめぐる疑惑△崔圭善(チェ・ギュソン)被告からの20万ドル収受疑惑など、李候補を取り巻く5大疑惑を提示した。
また「国会には、もはや与野の区別はなく、多数党と少数党があるだけだ。多数党が国会運営の責任を取らなければならない。多数党であるハンナラ党は、政略ではなく政策が中心となる政治風土づくりに先頭に立つべきだ」と強調した。
韓代表は、6月29日西海(ソヘ)で起こった砲撃戦について「北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)に対する包容政策は時代的な要求だ」としながらも、「北朝鮮の誠実な措置が保障されるまで、民間交流や人道的支援を除いた政府レベルの対北支援は見直す必要がある」と述べた。さらに、李会昌(イ・フェチャン)候補に対しても「北朝鮮指導者らと会って、韓半島和平へのよい案を作ってはどうか」とつけ加えた。
一方民主党は、代表演説直後に最高委員昼食懇談会を開き、所属議員の「私兵化」など、李会昌候補の「帝王的振る舞い」を取り上げ、「帝王的候補のせいで、国会がわい曲され空転している」と李候補の議員辞職を求めた。
金正勳 jnghn@donga.com






