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装甲車事件の米軍2兵士出頭 法務部、米軍に裁判権放棄要請

装甲車事件の米軍2兵士出頭 法務部、米軍に裁判権放棄要請

Posted July. 10, 2002 23:36,   

法務部は京畿道(キョンギド)ヤンジュ郡で発生した、米軍装甲車による女子中学生2人死亡事件について、米軍側に装甲車の運転兵マーク・ウォーカー兵長と統制兵のフェルディナンド・ニノ兵長に対する裁判権放棄を10日、要請したことを明らかにした。

韓米駐留軍地位協定(SOFA)には、米軍兵士が公務中に犯した犯罪に対する1次的な裁判権は、米国にあるが、韓国政府は米軍に裁判権放棄を求めることができ、米軍はこれを好意的に検討するものの、要請を拒否できると定めている。法務部の関係筋は「これまで、米軍兵士の公務執行中に起きた犯罪について、韓国が裁判権を行使した前例がない」と話している。

一方、ウォーカー兵長とニノ兵長は、10日午後2時15分ごろ、ソウル地検議政府(ウイジョンブ)支庁に電撃的に出頭してきたものの、身辺上の脅威などを理由に、1時間ほどで帰っていった。

米軍は、10日「出席した事実が伝えられてデモ隊が押しかける一方、ウィジョンブ支庁内で記者たちが写真を撮るなど、保安に問題があるため調査を受けるには適切ではない」として、午後3時20分ごろ、ウォーカー兵長らと引率者など10人ほどの人数が、全員引き揚げた。