中国、マネーロンダリング一掃目指し銀行内に部署

中国は、高位公職者の不正腐敗の根絶に向けて来年１月、中国人民銀行の中にマネーロンダリング防止機関を設置する方針だ。

中国のマスコミは７日「不正腐敗と犯罪などによって作られたカネの流れを断ち切り、世界貿易機関（ＷＴＯ）への加盟を機に、透明な国際金融環境に適応するため、人民銀行保衛局の傘下にマネーロンダリング防止処を新設する」と伝えた。マネーロンダリング防止処は、巨額の資金の流れを監視して、疑わしいカネを突き止めると、これを外為管理局と公安部に届けるようにして、問題の資金を追跡・分析調査できるような仕組み。

来年末をメドに、一般の銀行にも同じような部署を設置して、銀行間でマネーロンダリング関連情報を交換できるようにする。中国はマネーロンダリング防止法を改正し、違法者に対する刑量も重くする方針とされる。

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