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ゲーム機市場 値下げ競争激化

Posted May. 22, 2002 11:31,   

ソニーとマイクロソフト(MS)に続いて、任天堂がゲーム機の値下げに踏み切り、一方でMSがインターネットを通じたゲーム・ネットワーク・サービス開始の計画を発表するなどゲーム機メーカー大手3社の競争が激しくなっている。

とくに、米ロサンゼルスで22日、23日に開かれる「E3(ゲーム展示会)」で世界100余カ国の450余社が今年発売するゲームを披露する計画であり、ゲーム機メーカーの激しい市場争奪戦がピークを迎えている。

MSは、世界どこでも超高速インターネット網に接続さえできれば、自社のゲーム機「X−box」を利用してほかのユーザーと一緒にゲームを楽しんだり対戦したりすることのできる「X−boxライブ」サービスを今夏開始し、年末に本格化する計画だと20日発表した。ゲームサービス料は年間49ドルで、月額も決まるとロイター通信が報じだ。

ブルームバーグ通信は、MSのX−box最高責任者、ロビー・バック副社長が「X−box」の機能強化、新製品の開発、X−boxライブサービスのため、今後5年間に20億ドルを投資する計画だ」と語ったと報じた。ゲーム機の販売低迷に苦しんでいるMSがゲーム・ネットワーク・サービスで先手を打ったのだ。

MSに続いて日本の任天堂も「E3」の展示場で、自社のゲーム機「ゲームキューブ」のネットゲーム戦略を公開する計画だ。

MSのこのような戦略は、X−boxをコンピューター、TVセットップボックス、オーディオ、DVDプレイヤーと接続して、今後ホーム・エンターテインメント・サーバーに発展させる構想にもよづいたものであると専門家は分析している。

ソニーは、MSに先立って、自社ゲーム機「プレイステーション2(プレステ2)」をホーム・エンターテインメントの中心として発展させるという構想を発表した。

ゲーム機の値下げ競争は20日の任天堂の発表で一段落した。

値下げ競争に火をつけたのはソニーだ。14日、米国内のプレステ2の価格を299ドルから199ドルに電撃的に値下げする一方、日本内のプレステ2の価格を固定価格(2万9800円)から販売店の裁量に任せるオープンプライスに変えた。

MSはこれに負けまいと、2日後の16日、X−box価格を299ドルから199.99ドルに値下げし、主要外国市場への供給価格もドルベースで100ドル程度値下げした。

任天堂は21日からゲームキューブの価格を199ドルから149ドルに値下げする予定だ。



konihong@donga.com