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崔京周が初優勝 米男子ゴルフ最終日

Posted May. 07, 2002 09:18,   

ゴルフの米PGAツアー、コンパック・クラシックで、崔京周(チェ・ギョンジュ、32)が、5日、17アンダーで優勝した。韓国人でPGAで優勝したのは初めて。

変りない表情で試合だけに集中していた彼もやはり、ほかの人とそんなに変りはなかった。

感激的な優勝が決まった瞬間、涙を浮かべて、インタビューをする時には、つとめて涙を抑えるために唇をかんでいた。他国で夫の面倒をみるために気苦労が並大抵ではなかった妻のキム・ヒョンジョンさん(31)と、抱き合って初めて顔に笑顔が広がった。4日間の厳しい道のりをへて、崔京周(32、シュペリア)が最後の勝者となった瞬間だった。

伝説のゴルファーのゲーリー・プレーヤーが「練習をすればするほど運が伴う」と言っていたが、崔京周がまさにそうだった。フィールドでは幼い頃からゴルフを始めた選手が多いのに、崔京周は高校の時にゴルフを始めた人だった。短い経歴のハンディをばん回し、人より先んじるには、さらに頑張らなければならなかった。

同日の崔京周は今まで傾けてきた努力に幸運まで重なり、頂上に向けたドラマに終止符を打った。1打差の単独トップで最後のラウンドに入った崔京周のショットは、思い通りに飛んでいき、彼を追っていた追撃者は自ら崩れていった。

6番ホール(パー5)で首位タイを許した後、7番ホール(パー4)のバーディーで再び首位タイとなった崔京周は、11番ホールで2位グループを2打差で振り切って勝利を事実上固めた。2オンを狙ったセカンドショットがグリーンを超えラフに落ちた後、3番目のチップショットをホールカップ6mの地点に付け、バーディーを奪った。

上り坂と下り坂のラインに乗って転がっていたボールは、そのままホールカップに吸い込まれ、崔京周はこぶしをぐっと握った。反面、崔京周を1打差で追い上げていたブライス・モルダー(米)は10番ホールで何かに取り付かれたようになんと4パットでホールアウト、トリプルボギーで崩れ、優勝圏内から遠ざかっていった。

勝負が完全に分かれたのは、崔京周自身も「ターニングポイント」と言った16番ホール(パー4)。16アンダーで単独2位のジェフ・オギルビー(豪州)に2打差を付けてグラウンドに立ち、フェアウェイが狭いのに、果敢にドライバーを使って318ヤードを飛ばし、フェアウェイに無事落とした。ピンまで124ヤード残し、ピッチングウェッジでグリーンを攻略、ピン5m地点に落ちたゴールは転がり、ホールカップの右側に3分の1ぐらいかかって止まり、イーグルを逃した。

崔京周が安定したドライバーショットと精巧なアイオンショット、パットで威力を発揮する間、彼とチャンピオン組で対戦していたモルダーは気勢がそがれたかのように、3オーバーパーで振るわなかった。また試合序盤、崔京周を脅かしていたマイク・スポサ(米)も11番ホール(パー5)でイーグルパットと短いバーディーを相次いで逃し、首位タイの機会を吹っ飛ばしてしまった。

同日の天気も彼にプラスに働いた。摂氏33度のうだるような猛暑が出場選手の力を抜かしたが、真夏にも砂の上を走りまわっていた崔京周は、かえって暑い天気に力を出せる体質だった。

最後のチャンピオンパットを終えた後、崔京周は空を見上げた。「天は自ら助くる者を助く」という言葉が浮かんできたのかもしれない。



金鍾錫 kjs0123@donga.com