与党民主党の盧武鉉(ノ・ムヒョン)候補が、6日の仁川(インチョン)での予備選挙の合同演説で「東亜日報と朝鮮日報は民主党予備選挙から手を引け」と発言したことで、基本的な言論の自由さえも認めない発言だと、非難が起きている。
盧候補は、さらにこの合同演説で「東亜日報がマスコミ会社の株の所有制限についてのわたしの主張を放棄するよう圧力をかけてきたが、私は決して曲げなかった」と主張したものの、東亜日報のたび重なる要求にも具体的な事例を明らかにしていない。
これをうけ、東亜日報社は7日、「東亜日報の民主党予備選挙の介入」と「持ち株制限の主張放棄の強要」の盧候補発言に対して明確な釈明と謝罪を求め、さもなければ法的責任を問うこともあることを明らかにした。
▲盧候補の発言〓盧候補は、仁川市での予備選挙後の記者懇談会でも「予備選挙に影響を及ぼさせるために、虚偽の事実にもとづいた非常に誇張された報道に対して自制を求める。道理に合わない事実を根拠に、誇張された報道をして選挙に影響を及ぼそうとする行為は、言論の正当な道ではない」と述べた。
盧候補は、いつ、誰から圧力を受けたのか具体的に明らかにすることを求める公式の要求に対して「誰かがはっきりそう言ったということはないが、幾度にわたる取材で『そんな見解を持ちつづけるつもりか』と問われ、これを圧力と感じた」と述べた。
盧候補陣営の柳鍾珌(ユ・ジョンピル)公報特別補佐役は、7日も具体的な事例を明らかにせず「東亜日報から圧力と感じられる行為が数回あった」と主張した。
盧候補はまた、7日明け方にソウル明倫洞(ミョンリュンドン)の自宅で東亜日報の記者らと会い「廃刊の話をしたならば、朝鮮日報に対してはしたかもしれないが、東亜日報に対してはあり得ない」と語った。
一方、盧候補は7日、慶尚北道(キョンサンプクト)の予備選挙直前に「最近の言論関連懸案に対する立場」という文書を発表し「酒の席での発言は、軽い放談のレベルであり、出席記者の中で誰かが東亜日報の国有化や廃刊、社主退陣などについて、わい曲、誇張された情報を流した」と主張した。
▲野党の非難〓野党ハンナラ党の李在五(イ・ジェオ)院内総務は「大統領になろうという人物が、日帝下においても命脈を維持してきた東亜日報を廃刊させると発言することは、国の基礎を乱す行為だ。国会文化観光委に盧候補を呼んで、発言内容を問う」と述べた。
またハンナラ党の南景弼(ナム・ギョンピル)スポークスマンは、「権力で民間新聞を廃刊させることができると考える者は、自由民主主義者ではない。盧候補は、国民や野党、言論を欺まんする言行を謝罪し、即刻候補を辞退することを求める」と語った。
同スポークスマンはさらに、「盧候補が、ハンナラ党と朝鮮日報が口裏を合わせて中傷することを防ぐことは難しいと言ったが、これは明白な虚偽の事実であり、完全な名誉毀損だ。盧候補がこれに対して謝罪しなければ、法的措置も辞さない」と述べた。
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