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盧武鉉氏「東亜日報など国有化」発言があったと李仁済陣営

盧武鉉氏「東亜日報など国有化」発言があったと李仁済陣営

Posted April. 05, 2002 09:23,   

与党民主党の李仁済(イ・インジェ)候補陣営の金允秀(キム・ユンス)公報特別補佐役は4日、盧武鉉(ノ・ムヒョン)候補が昨年8月1日、ソウル汝矣島(ヨイド)のあるレストランで、一部の中央マスコミの記者らと会い「わたしが政治の座につけば、主要新聞を国有化したい」という発言をしたと強調した。

金特別補佐役は、また「当時、出席した記者の情報を入手し、出席記者らに確認の手続きをしている」と話したが、盧候補は「わたしの頭の中にそうした考えを盛っておいたことはない。とんでもない話だ」と即刻否定した。

金特別補佐役によると、盧候補は当時「国の発展と国民の統合、そして強力な改革を実現するためには、マスコミが一つの方向に進むのが重要だ。わたしが政治の座につけば、主な新聞を国有化したい。中央銀行である韓国銀行(韓銀)の国債を発行すればよい」という考えを示したということ。

盧候補は、また「マスコミのオーナーの株式保有を制限する必要がある。以前、わたしは東亜(トンア)日報を非常に好んだ。しかし、このごろの論調は気に入らない。わたしが大統領になれば、大株主の退陣を要求し、これを拒否する場合、東亜日報を廃刊させたい」という旨の発言をしたと、金特別補佐役は強調した。

これについて、現在、大邱(テグ)市にいる盧候補は「これまで、マスコミ大株主の持ち株制限の話をしてきたのに、政治家としてあり得ない話だ」として「国有化の発言」を否定し、東亜日報廃刊の発言について「いかにしてわたしがそのようなコメントができるのか、東亜日報についてそのように思っていない」と釈明した。

この席に同席していた盧候補陣営のユ・ジョンピル公報特別補佐役も「想像すらできないデマだ」とし、李仁済候補陣営の主張を否定した。

しかし、李候補陣営の金允秀特別補佐役は「事実でなければ名誉毀損で告訴せよ。しかし、事実ならば盧候補は政界から引退すべきだ」と対抗した。

一方、当時の夕食会に出席していた5人の記者らは「思い出せない」か「コメントできない」とし口を閉ざしている。ある出席者は「政治的に悪用される恐れがあるため、その時の話の内容は公開できない」と語った。当時、東亜日報の記者は出席していなかった。



鄭用𨛗 yongari@donga.com