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「スパイゲーム」中国の刑務所に捕らわれたCIA要員を救え

「スパイゲーム」中国の刑務所に捕らわれたCIA要員を救え

Posted March. 15, 2002 09:33,   

米国ワシントンのオフィスにいながら、たった一人で、それも24時間以内に中国の刑務所に捕らわれている仲間を助け出すことができるだろうか。

トニー・スコット監督は「スパイゲーム」(Spy Game)の中で、このように奇想天外で途方もない「遠距離救出作戦」が可能だということを見せてくれた。

30年間のCIA要員生活から解放されるまであと1日というある日、ミューア(ロバート・レッドフォード)は香港からかかってきた電話にでる。昔の部下だったビショップ(ブレッド・ピット)が中国の刑務所に捕らわれていて、24時間後に処刑される予定だという内容。

ミューアは、CIAの幹部からビショップとの出会いや、活動内容などについて問い詰められることになり、この過程でミューアは、CIAが米国と中国との外交関係上微妙な時期であることを理由に、ビショップをあきらめようとしていることに気づく。

結局ミューアは、幹部たちに証言を行なう合間を縫って、一人で密かにビショップ救出作戦を始める。

とうてい不可能と思えるような作戦だが、ミューアは何回か電話をかけるのと、2枚の衛星写真、そして1枚の偽造書類だけで、見事に成功してみせる。映画のタイトルどおりスコット監督は、観客に「ゲーム」を仕掛けているのだ。

ミューアの証言シーンでは、映画は過去を振り返る形で75年のベトナム戦争から始まり、米国、中国、ドイツ、レバノンなど、国際舞台を背景に繰り広げられる2人の男の、30年近い友情を描いている。

ミューアは、早くからビショップの天賦のスパイの才能を見抜き、彼に要員として備えるべき細かい心得に至るまで、あらゆる事を教える。ガム、ポケットナイフ、そして表情の管理は必須、話し掛ける際の必需品であるたばこも忘れないこと、一度見た場所や人の姿と格好を忘れてはならない、目に入ると同時に分析を始めることなど…。スパイの世界をのぞく楽しみもなかなかのものだ。冷戦の最中、第3世界で米国のCIA要員たちが繰り広げた工作も…。

何よりもミューアは、手塩にかけて育てた「部下」に、最も肝心な規則を教える。年老いた時に備えて金を貯めて、絶対に他人のために使わないこと。しかしミューアは、自らこの規則を破ってしまう。

前作の「ラストキャッスル」で期待以下の演技を見せたレッドフォードは、この映画では格好良さとその演技を再び披露している。ほとんど過去のシーンでしか登場しないブレッド・ピットは、まるで若きころのレッドフォードを思わせるかのようで、名コンビぶりを見せてくれた。15日封切り。15歳以上観覧可。



康秀珍 sjkang@donga.com