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[社説]政略的な「議院内閣制カード」

Posted January. 26, 2002 10:38,   

民主党内の最大組織である中道改革フォーラムが、議院内閣制への改憲を公に主張するやいなや、政界改編論が取りざたされていることを見ていると、そのものが事前に計画された手順を踏んでいるような感じをぬぐえない。早ければ2月末まで、遅くとも4月までは一段落しなければならないという政界改編論の核心は、民主党や自民連、民国党に一部のハンナラ党議員まで取り込んだ、いわゆる「反李會昌(イ・フェチャン)連帯」で、今年末にある大統領選挙に備えないと、勝算がないというのだ。

民主党の中道改革フォーラムが議院内閣制を主張する理由はともかく、政権継続に向けた切なる希望から出たことは確かだ。しかし、そうした方策が議院内閣制を通じた政界改編を目指すなら、これはもっぱら権力の維持だけを考える政略的野合という国民的非難を免れにくいだろう。

まず、時期から見ても、適したものではない。民主党の大統領選挙予備候補者は、もう候補者選挙戦に入っている。一角では、大統領選挙候補者を選ぶための「国民参加競選制」の導入まで話し合われているのに対し、もう一角では議院内閣制を持ち出していることは、議院内閣制をいつ取り入れるのかは別にしても、正当ではない。たとえ、公に主張するとしても、党の候補が決められてから、党論として国民の意向を問わなければならないと思う。

さらに、問題になっているのは、議院内閣制を打ち出して、政界改編を図るというのだ。自民連を引き入れるためには、議院内閣制だけだというふうな考えで、合党を進めようとするのはいわゆる「権力持分の持ち合い」に過ぎない。現政権は最初、99年末までに議院内閣制の改憲を実現することで合意した「DJP(金大中大統領−金鍾泌自民連総裁)連立政権」だった。しかし、こうした約束は守られないまま、DJとJPの間で、繰り返された政略的連合や決別で政治不信と国政混乱を深め、そのツケは国や国民にそのまま回された。そんな両政党が再び議院内閣制を隠れみのに手を組むということは国民を翻ろうすることにほかならない。国の権力構造を変える重大な問題を政略的に考えてはいけないのだ。今、行われている議院内閣制改憲に向けた話し合いは直ちに打ち切られるべきだと思う。