西アフリカのコンゴ民主共和国(DRC)で17日、ニーラゴンゴ火山が噴火し、45人の死亡が確認され、45万人以上が緊急避難したと外信が20日報道した。
英国のインディペンデント紙は、この噴火で数万人が火山から吹き出た溶岩の間に閉ざされるなど、最大で10万人以上が行方不明になったとみられると20日報道した。 火山の端に位置するゴマ市を掌握しているコンゴ反政府軍指導者のアドルフ氏は、4割の住民が飲料水と電気がない状態で孤立していると述べた。
火山の周辺では、新しくできた裂け目から溶岩が引き続き流出しており、このため、ニーラゴンゴ火山から東側に6マイル(約9.6km)離れた地域に火山錐が形成されているのが目撃された。
専門家らは、火山から噴出した溶岩が、コンゴとルワンダの間に位置するキブ湖に流れ込む場合、メタンガスなどの有毒ガスが発生して深刻な被害が出る恐れがあるとみている。






