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「第一歩は軽くないと」...ポーランドとの初戦「幸い」

「第一歩は軽くないと」...ポーランドとの初戦「幸い」

Posted December. 03, 2001 10:17,   

今年6月に開かれたコンフェデレーションズカップで韓国の初戦の相手が最強フランスでなかったら、状況は一変しているだろう。初戦であるだけに、フランスは必勝の意気込みで試合に臨み、韓国はプレッシャーに押されたように緊張した状態で0−5の大敗を喫した。その後、韓国はメキシコとオーストラリアに連勝し、2勝1敗をあげたが、フランス戦の後遺症から抜け出せず、1回戦で脱落してしまった。

一方、共催国の日本は初戦で与し易いカナダを3−0で破り、士気が横溢する中で、カメルーン共和国まで負かし、強豪ブラジルとの最後の試合で0−0で引き分け、2勝1無を記録した。

韓国は歴代ワールドカップ(W杯)でも同じようなことが多かった。初出場した54年スイス大会の際、当時欧州の盟主だったハンガリーとの初戦を戦い、W杯本大会史上最多点数差の0−9という惨敗を喫した。32年ぶりの本大会出場を成し遂げた86年メキシコ大会の時は、南米の強豪アルゼンチンとの初戦で対決し、1−3で敗北した。その後、3回にわたるW杯でも韓国は一度も初戦で好試合を見せたことがなかった。

唯一引き分けで終わったのは94年米国大会でスペインとの開幕戦だけ。韓国はその後のボリビア共和国、ドイツ戦で1無1敗を追加し、同大会で歴代最高の成績を上げた。

そういう意味から、韓国がポーランド→米国→ポルトガルの順で試合をすることになる02年W杯本大会の1次リーグは歴代W杯を通じ、最上の取り合わせと言える。国際サッカー連盟(FIFA)ランキング33位のポーランドは、韓国にとっては依然として負担になる欧州チームだが、だからといって勝てないチームでもない。また、ポーランドは韓国が32年ぶりに本大会入りを果たした86年大会以来、一度もW杯に出場したことがなく、ベストメンバーのW杯経験においても、韓国が優位に立つ。

韓国がポーランドを破れば、その勢いを米国とポルトガル戦まで持っていくことができるはず。特に、組首位が有力視されているポルトガルが決勝トーナメント以降を考慮して、予選最後の試合となる韓国戦では体調の調整を図る可能性も高い。韓国としてはコンフェデレーションズカップの時、日本が経験した幸運を享受できるかも知れない。結局、韓国の史上初のW杯ベスト16入りはポーランドとの初戦にかかっている。



鞖克仁 bae2150@donga.com