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「指導者宣銅烈」その日はいつぞや

Posted November. 29, 2001 09:48,   

韓国プロ野球において宣銅烈(ソン・ドンリョル、38)の占める比重は絶対的なものがある。彼が韓国を去ってから選手自らがチームを移す権限を持つ自由契約選手制度(FA)が導入され、彼が帰って来ると、ありもしなかった韓国野球委員会(KBO)の広報委員という役職が新設された。

「国宝級投手」と呼ばれた彼の実力も大したものだが、野球先輩や後輩とファン、そして激しい取材競争を繰り広げる記者らにまで気を配る人柄が彼の魅力であり、一番大きな財産だ。

そんな彼が8球団のうち、ある1チームを選んで現役の指導者になろうとするならば、引く手あまたで大騒ぎになるに違いない。彼が現役引退後、満2年間中立地域であるKBO所属であったのも、昨年冬季海外キャンプのときに多くのチームの投手インストラクターを引き受けたのもこのためだ。

しかし、物事には成り行きがあるもの。宣銅烈もいつかは現場に復帰しなければならないというストレスを隠せずにいる。彼は今年初め「来年(2002年)には必ずどこかを決める」という考えを示した。

しかし、結果はまたもや同じ。前の所属チームである中日ドラゴンスのシーズン納会に出席するために日本に留まっている宣銅烈は、「来年もKBO広報委員として韓国プロ野球に役立てたい」との考えを明らかにした。

表に掲げた残留理由としては「パク・ヨンオKBO総裁の任期(2003年3)まで一緒にいるとの約束をしたから」というもの。

しかし、本音はもっと複雑のようだ。宣銅烈は昨年冬、指導者としても成功の可能性を示したが、今シーズンの8球団のコーチングスタッフ任命が予想外に早期に完了したことにより、「華やかなデビュー」はまだ時期尚早と判断したようだ。

とにかく、宣銅烈はこれでシーズン中である9月のLG監督説と最近の三星(サムスン)投手コーチ説など様々な説を払拭し、久々に心の負担を減らせることができた。

7月のオールドスター・オールスター戦では今も時速135kmの球速を維持しており、「今から現役に復帰しても先発10勝または20セーブは可能ではないだろうか」と、選手生活を未練に思っている宣銅烈。彼が指導者としてグラウンドに立つ日は果していつだろうか。



張桓壽 zangpabo@donga.com