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三星2連勝、LG1敗

Posted November. 12, 2001 09:58,   

シーズン初めに3連敗を喫した三星(サムスン)サンダーズが週末に行われた2試合はいずれも勝利を飾り、昨シーズンのチャンピオンの威容を取り戻し始めている。

三星が3連敗のショックに陥っていたとき、周囲からはあらゆる対策が提示された。心理治療をはじめ、性急なトレード注文まで様々な法方が提示されたほどだ。しかし、選手らの潜在力を信じていたコーチングスタッフが選んだ方法は「自らの役割をまっとうしよう」という最も基本的なものだった。

11日、ソウル蚕室(チャムシル)室内体育館で行われた2001〜2002エニコール杯プロバスケットボール大会・三星対モービスオートモンス戦で、三星が接戦を繰り広げた結果、89対87で劇的な勝利を収めた。このような結果が得られたのも選手らがコーチングスタッフの信念通り自らの役割をまっとうしたからだ。開幕初めに三星が苦戦していた一番の原因は外郭からの攻撃に問題があったからだ。しかし、三星は同日第1クォーターからチュ・ヒジョンが3つの3点シュートを成功させたのを皮切りに、計5つの3点シュートを決め、外郭攻撃の復活で試合開始後、早くから勝利を予感させた。前半を50対48という僅かな差でリードしていた三星は、第3クォーターで相手のミスが何度も繰り返されたのに付け込んで、中盤には73対60でゲームをリードし、勝負を確たるものにするところだった。

しかし、油断は逆襲を許してしまった。マックレリーのシュートが失敗し、イ・ギュソブがオフェンス・ファウルを犯す間、モービスに75対69まで追撃された。

第4クォーターは、ともすればモービスに勝利を奪われかねない危機的な瞬間だった。約3分を残して82対86でリードされていたモービスが、カン・ドンヒとチョン・ジンヨン、ハ・サンユンなど3点シュートのとくいな3人のガードを投入、総力戦を展開し、ハ・サンユンが3点シュートを成功させ、86対85まで追い付いた。このとき、切り札として登場した選手が「3点シューター」イ・ジョンレ。第4クォーター開始3分頃にはじめてコートに登場したイ・ジョンレは、カン・ドンヒの2ポイントシュートで86対87でリードされていた状況で、14.3秒を残して劇的な3点シュートを成功させてチームを2点差の優勝に導いた。

三星は同日、マックレリー(28点、7リバウンド)、ホープ(16点、7リバウンド)がゴールの下で、イ・ギュソブとチュ・ヒジョン(16点)、イ・ジョンレ(6点・3点シュートが2つ)が外郭を掌握した。

昌原(チャンウォン)で開かれた試合では、ジョーンスが加わったKCCイージスがLGセイカーズに112対93で勝利、LGの5連勝を阻み、3連敗後の2連勝を獲得した。



hyangsan@donga.com