アメリカのワシントンで郵便局の職員2人が21、22日(現地時間)に炭疽病と疑われる症状で相次いで死亡して、「炭疽菌恐怖」がアメリカの心臓部を襲いかかっている。
また、23日から政治活動が再開される議事堂建物を保健当局が1次検査した結果3ヵ所の上院会議室から炭疽菌に感染された症候が現れたことが、22日に明らかになった。
トム・リジ祖国安保局長は、「ワシントンのブレントウッド中央郵便局の職員が不審な症状で死亡した」と言い、「死因は肺炭疽の可能性が高い」と述べた。
この郵便局に勤めていたジョージフ・カーシン(47才)氏は22日午前、風邪と似たような症状で南部のメリーランド病院を訪れたが、6時間後死亡した。
同郵便局に勤めていたトーマス・モリス・ジュニア(55才)氏は、ワシントンのグレーターサウスイーストコミュニティ病院で炭疽菌に感染された症状を見せ、15時間後死亡した。
彼らの死因が肺炭疽病に確認されると、アメリカで炭疽病で死亡した人は5日フロリダ州で死亡したタブロイド雑誌「ザーサン」の写真部長ロバートスティブンス(63才)を含めて3人になる。
特にブレントウッド郵便局ではさらに2人の職員が肺炭疽を発症し、他にも9人の職員が炭疽菌陽性反応を見せているため、被害者は一層増えるものと見られている。
この郵便局は15日、トム・ダシュル民主党上院院内総務宛てに届いた炭疽菌入りの手紙が扱われた所でもある。
これによって、検疫当局は22日にこの郵便局の職員を含めた2150人を相手に炭疽菌感染を調べるための疫学検査を緊急に実施した。
疾病統制予防センター(CDC)は、この郵便局の郵便物が配送される36地域の郵便局職員およそ2000人に対しても炭疽菌抗生剤を処方してもらうようにした。このため、同日ワシントン中心部では郵便物の配達が全面取り止めになった。
一方、ブレントウッド郵便局の職員らは、2人の同僚が死亡したのは当局の安易な対応のせいだと憤り、上司などを相手取って訴訟を起こすことも辞さないと主張しながら強く反発している。
最初に炭疽菌に感染された症候が現れた時、ジョン・ポーター郵政局長が職員たちに「郵便物の中に入っている炭疽菌はしっかり密封されているので殆ど感染の可能性がない」と言い、炭疽菌検査を受けないように指示したためだ。
議会と郵便局で炭疽菌感染事件が相次いで発生し、今や炭疽病の中心地になったワシントンの住民たちは、郵便物の開封を避けるか殺菌してから郵便物を開ける場合が増えている。
だが、専門家たちは、住民たちが電子レンジなどで郵便物を高温殺菌したりすると、かえって炭疽菌の胞子が拡散しやすいと述べ、こうした行動をしないよう呼びかけている。
韓起興 eligius@donga.com






