世界的に半導体景気の低迷が長引き、 三星(サムスン)電子が今年第3・4半期(7〜9月)に主力事業の半導体部門で3800億ウォンの営業赤字を出した。四半期の実績とは言え、三星電子が半導体部門で赤字を出したのは1988年に三星半導体を吸収・合併して以来、13年ぶりのこと。
しかし、三星電子は携帯電話などを生産する情報通信部門の好調に支えられ、会社全体としては小幅の黒字基調を維持した。
三星電子は22日、ソウル汝矣島(ヨイド)の証券取引所で投資説明会(IR)を開き、第3・4半期に△売上高7兆2000億ウォン△純利益4200億ウォン△営業利益182億ウォンの実績を上げたと発表した。
売上高は前期(8兆ウォン)より8000億ウォン、営業利益は5800億ウォン余り減少した。特に、今年の上半期までは1兆2900億ウォンの黒字を出していた半導体部門はメモリ、Dラム価格の急落が続き、売上高が前期より26%減少した中、3800億ウォンの営業損失を記録した。
業界では「売上高7兆ウォン台の大手企業では数百億ウォンの黒字を出すのは会計の手法上、難しくないため、黒字そのものに大きな意味を持たせ難い」とし、第4・4半期にも半導体部門でほとんど同じ規模の赤字を出すものと予想した。
朴元在 parkwj@donga.com






