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[社説]自立型私立高校、スタートからぎくしゃく

[社説]自立型私立高校、スタートからぎくしゃく

Posted October. 22, 2001 09:08,   

教育人的資源部(教育部)が生徒の選抜と授業料策定の自立権を認める自立型私立高校5校を確定し発表したが、一言で、実験水準にも満たないものに失望を感じた。来年から実施される学校は3校だけで、ソウル、京畿(キョンギ)、仁川(インチョン)などの首都圏は1校も含まれていない。自立型私立高校は本来、標準化制度の弊害を一部分ながらも改善するために構想されたものだが、非標準化地域に位置しているこれら高校はすでに自立的に新入生を選抜しており、実験の目的を達成するには適していない。

自立型私立高校の発足がこのように萎縮したのには、首都ソウルの教育監が「入試病復活の懸念」を理由に、申請学校19校のうち1校も推薦しなかったためだ。標準化の基本枠組みを破る大規模な改革ではなく、モデルケースとして実験的な導入に過ぎないものなのに、それさえも拒否する閉鎖的な姿勢を遺憾に思う。当初の計画通り、市道別に1、2校ずつ30校ほど実施してこそ、自立型私立高校の本格的な導入に先立ち、多様な実験ができただろう。

標準化制度が導入される時期に見られた中学の高校入試機関化による弊害と課外授業(高校入試のための学習塾のこと)の熱気を知らないわけではないし、環境が十分に整っていない状態で標準化の基本枠組みを破ろうというのが非常に危険な試みだということも認める。しかし、標準化による英才らの下向平均化を是正するためには、高校教育の多様化と特性化を今よりさらに拡大する必要がある。標準化制度の例外として科学高校や外国語高校などの教育機関があるが、教育需要者ののどの渇きを潤すには非常に乏しい。

毎年小中高の生徒約2万人がさらに良質の教育を受けるために外国へと飛び立っている。優秀な英才たちの創造性を押え込む標準化制度に例外措置を増やし、息抜きできるようにしなければ教育移民の行列はさらに増えるばかりだろう。

教育平等を名分に、優秀な英才を平均の枠組みに合わせる教育は、国家の落後を招くばかりだ。知識情報化社会では優秀な英才がどれだけ多いかによって、国家競争力が左右される。

一部の教育団体は自立型私立高校に対して、「入試名門校」、「貴族高校」の復活という理由で反対している。彼らが指摘する副作用を警戒しながら、国家発展の戦略と連携した優秀な英才のための創造性ある教育案の模索に向けて、各界が知恵を集めるべきだ。たとえ、みすぼらしいスタートだったとしても、今回選定された5校が自立型私立高校に対する社会の共感を得られるよう、学校運営が成功することを期待する。